学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ H. 視覚 / Q13H005

教科書ドリル 生理学

Q13H005 感覚

問題

対光反射の経路に関する記述として**正しい**のはどれか。

選択肢
1求心路は視神経(II)で、遠心路は顔面神経(VII)である。
2中枢は延髄のオリーブ核である。
3求心路は視神経(II)、中枢は中脳のEdinger-Westphal核、遠心路は動眼神経(III)の副交感線維である。
4遠心路として交感神経が働き、瞳孔散大筋を収縮させる。
解答
正解3
解説

**対光反射(光反射)**は、光が眼に入ると反射性に副交感神経の活動が高まり、瞳孔括約筋が収縮して**縮瞳**が起こる反射である。経路は以下のとおり。
- **求心路**:網膜 → **視神経(II)** → 視交叉 → 視索 → 視蓋前域 → 両側の**中脳Edinger-Westphal核**(動眼神経副核)
- **遠心路**:Edinger-Westphal核 → **動眼神経(III)の副交感線維** → 毛様体神経節で乗り換え → **瞳孔括約筋** → 縮瞳

したがって選択肢3が正しい。
- 選択肢1:遠心路は顔面神経ではなく動眼神経であり、誤り。
- 選択肢2:中枢は延髄ではなく中脳であり、誤り。
- 選択肢4:対光反射は副交感神経による縮瞳であり、散瞳は関与しない。交感神経亢進は暗所での散瞳に関与する。

対光反射は中脳機能評価の基本所見であり、意識障害・脳ヘルニア・鉤ヘルニア(動眼神経圧迫)などの評価に用いられる。神経梅毒のArgyll Robertson瞳孔では対光反射が消失して近見反射が残存するという解離が有名だが、病名自体は本設問の正答肢には据えない。

解説画像
対光反射の経路に関する記述として**正しい**のはどれか。 解説図
対光反射の経路に関する記述として**正しい**のはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで教科書ドリル 生理学
App Store入手