学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ E. 味覚と嗅覚 / Q13E010

教科書ドリル 生理学

Q13E010 感覚

問題

嗅覚の性質として正しいのはどれか。

選択肢
1嗅覚は順応が遅く、同じ匂いに長時間曝されても感度はほとんど低下しない。
2鼻腔の構造は個体差がなく、嗅覚の感受性は万人でほぼ均一である。
32種類の匂い物質を混合すると第3の匂いが生じることがあり、これを応用して悪臭を減弱させることができる。
4ヒトは数種類程度の限られた匂いしか識別できない。
解答
正解3
解説

嗅覚の主要な性質は次の3点。(i)**順応が非常に速い**: 同じ匂いを持続して嗅ぐと短時間で感じなくなる(例: 自宅の匂いに気付かない)一方で、別の匂いには反応できる。これはレストランで長くいると料理の匂いが気にならなくなるのと同じ現象である。よって選択肢1は誤り。(ii)**個体差が大きい**: 鼻腔の構造(中鼻甲介の形・嗅上皮の面積)は個人差があり、感受性にもばらつきが生じる(選択肢2は誤り)。(iii)**混合による質的変化**: 2種類以上の匂いを混ぜると単純加算ではなく第3の匂いが生じる現象があり、これを利用して悪臭を別の物質で覆うデオドラント・マスキング技術が成立する(選択肢3が正しい)。(iv)**識別能力の広さ**: ヒトは数千〜数万種の匂いを識別可能とされ、動物と比べると劣るが決して貧弱ではない(選択肢4は誤り)。

解説画像
嗅覚の性質として正しいのはどれか。 解説図
嗅覚の性質として正しいのはどれか。
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