学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ E. 味覚と嗅覚 / Q13E005

教科書ドリル 生理学

Q13E005 感覚

問題

舌の領域と味覚を伝える脳神経の組み合わせとして正しいのはどれか。

選択肢
1舌前2/3:舌咽神経(IX) / 舌後1/3 ─ 顔面神経(VII) / 喉頭蓋 ─ 迷走神経(X)
2舌前2/3:顔面神経・鼓索神経(VII) / 舌後1/3 ─ 舌咽神経(IX) / 喉頭蓋周辺 ─ 迷走神経(X)
3舌前2/3:舌下神経(XII) / 舌後1/3 ─ 舌咽神経(IX) / 喉頭蓋 ─ 迷走神経(X)
4舌前2/3:三叉神経(V) / 舌後1/3 ─ 顔面神経(VII) / 喉頭蓋 ─ 舌咽神経(IX)
解答
正解2
解説

舌の味覚神経支配は国試頻出。前方から順に、(i)舌前2/3=顔面神経(VII)の枝である**鼓索神経**が味覚を伝え、(ii)舌後1/3=舌咽神経(IX)が味覚を伝え、(iii)喉頭蓋周辺および軟口蓋の一部=迷走神経(X)が味覚を伝える。これが選択肢2であり正しい。舌下神経(XII)は純運動神経(外舌筋・内舌筋支配)であり、味覚には一切関与しない(頻出ひっかけ=選択肢3は誤り)。三叉神経(V)は舌前2/3の一般感覚(触覚・温痛覚)を伝えるが味覚は伝えない(選択肢4は味覚と一般感覚を混同した誤り)。味覚と一般感覚の支配が舌前2/3で異なる神経(VIIとV)になる点は区別が必要である。臨床的には、Bell麻痺(顔面神経麻痺)で鼓索神経が巻き込まれると舌前2/3の味覚脱失が出現し、Ramsay-Hunt症候群でも同様に味覚障害を伴う。

解説画像
舌の領域と味覚を伝える脳神経の組み合わせとして正しいのはどれか。 解説図
舌の領域と味覚を伝える脳神経の組み合わせとして正しいのはどれか。
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