学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ D. 痛覚 / Q13D007

教科書ドリル 生理学

Q13D007 感覚

問題

体性痛・内臓痛・関連痛に関する記述として誤っているのはどれか。

選択肢
1体性痛は皮膚や筋骨格に生じ、一般に局在が明確で鋭い性質を持つ。
2内臓痛は中空器官の過度の伸展や虚血などで誘発され、局在が不明確で鈍痛であり、反射性の悪心・自律神経反応を伴いやすい。
3関連痛は、障害のある内臓からの求心神経と同一脊髄分節に入力する体性求心神経によって支配される体表面に投射される。
4関連痛は、脳幹網様体から大脳皮質への直接投射が遮断されることで発生する。
5胆嚢炎で右肩に、狭心症で左肩・左腕に痛みが放散するのは関連痛の代表例である。
解答
正解4
解説

選択肢4は誤り。関連痛の機序は「同一脊髄分節の内臓求心と体性求心が脊髄後角の同一の二次ニューロン(脊髄視床路ニューロン)に収束し、大脳皮質が通常経験する体表面の痛みとして解釈する(収束投射説)」であり、脳幹網様体由来ではない。選択肢1〜3・5は教科書の体性痛・内臓痛・関連痛の典型的記述に一致する。なお、急性腹症では関連痛と腹膜刺激徴候(体性痛性腹痛)の両方が出現するため、疼痛部位と性質の経時的変化(例:虫垂炎での心窩部痛→右下腹部痛への移動)が診断の鍵となる。

解説画像
体性痛・内臓痛・関連痛に関する記述として誤っているのはどれか。 解説図
体性痛・内臓痛・関連痛に関する記述として誤っているのはどれか。
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