学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ A. 感覚の分類と一般的性質 / Q13A010

教科書ドリル 生理学

Q13A010 感覚

問題

特殊化した感覚受容器細胞(味覚や聴覚の受容器など)に適刺激が加わると、まず受容器細胞に脱分極性の局所電位が発生する。この電位が十分な大きさに達すると求心性神経終末に興奮が伝達され、求心性神経の軸索起始部で閾値を超える局所電位が生じ、最終的に伝導性の活動電位が発生して中枢に伝えられる。受容器細胞で発生する最初の電位と、これに次いで求心性神経終末で発生する電位を、それぞれ何というか。

解答
正解受容器電位/起動電位
解説

感覚受容機構は、刺激エネルギーを電気信号に変換する過程である。特殊な受容器細胞を持つ場合(味蕾の味細胞、コルチ器官の有毛細胞、網膜の視細胞など)、刺激により受容器細胞にまず受容器電位(receptor potential)という脱分極性の局所電位が生じ、これがシナプス伝達を介して求心性神経の神経終末で起動電位(generator potential、発生器電位)を引き起こす。起動電位が閾値に達すると求心性軸索で活動電位(インパルス)が発生し、中枢神経系に向けて全か無かの法則で伝導される。一方、求心性神経の神経終末自体が受容器として働く場合(嗅覚受容神経、皮膚の自由神経終末など)には、受容器電位と起動電位は同じ神経終末に生じるため区別されず、まとめて起動電位とよばれることもある。受容器電位・起動電位はいずれも局所電位(非伝導性・加重性・刺激強度に応じた振幅)で、活動電位(伝導性・全か無かの法則)とは性質が異なる。感覚野に到達した情報はさらに連合野に送られて、記憶との照合により知覚・認識が成立する。

解説画像
特殊化した感覚受容器細胞(味覚や聴覚の受容器など)に適刺激が加わると、まず受容器細胞に脱分極性の局所電位が発生する。この電位が十分な大きさに達すると求心性神経終末に興奮が伝達され、求心性神経の軸索起始部で閾値を超える局所電位が生じ、最終的に伝導性の活動電位が発生して中枢に伝えられる。受容器細胞で発生する最初の電位と、これに次いで求心性神経終末で発生する電位を、それぞれ何というか。 解説図
特殊化した感覚受容器細胞(味覚や聴覚の受容器など)に適刺激が加わると、まず受容器細胞に脱分極性の局所電位が発生する。この電位が十分な大きさに達すると求心性神経終末に興奮が伝達され、求心性神経の軸索起始部で閾値を超える局所電位が生じ、最終的に伝導性の活動電位が発生して中枢に伝えられる。受容器細胞で発生する最初の電位と、これに次いで求心性神経終末で発生する電位を、それぞれ何というか。
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