学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第13章 ▸ A. 感覚の分類と一般的性質 / Q13A001
教科書ドリル 生理学
感覚の分類と一般的性質に関する記述として正しいのはどれか。
1.触覚と痛覚はいずれも順応が速やかに進行する。
× 誤り。触覚は順応が速やかに進むが、痛覚は生体警告系として働くため、ほとんど順応しない。両者は順応性について対照的な性質を持つ(Q7解説参照)。
2.視覚・聴覚・味覚・嗅覚・平衡感覚は体性感覚に分類される。
× 誤り。この5種は特殊感覚に分類される。体性感覚は皮膚感覚(表在感覚)と深部感覚からなり、受容器が体表・筋・腱・関節に広く分布している点で特殊感覚と区別される(Q2, Q2解説参照)。
3.弁別閾は基準刺激の強さに比例して増大する。
○ 正しい。ウェーバーの法則により ΔS/S=一定(定数k)であるから、弁別閾 ΔS は基準刺激 S に比例する。100gで3gが弁別閾なら、200gでは6g、500gでは15gが弁別閾となる(Q6解説参照)。
4.感覚受容器の適刺激とは、最も強度の大きい刺激を意味する。
× 誤り。適刺激は強度ではなく「受容器が最も敏感に応じる刺激の種類」を意味し、光は視覚の、音は聴覚の適刺激である。刺激の強度ではなく質(種類)の概念である(Q4解説参照)。
**ポイント** 節A全体の統合問題として、感覚3分類(特殊・体性・内臓)、順応の質的差(痛覚は順応しにくい)、ウェーバーの法則(ΔS/S=一定)、適刺激の定義、の4要点を一度に確認する。最頻出の誤答パターン(特殊感覚と体性感覚の混同、順応の一律化、適刺激の強度解釈)を4肢に配置している。

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