学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第12章 ▸ D. 発声と言語 / Q12D004
教科書ドリル 生理学
声帯で発生した振動が、最終的に多彩な音色を持つ声として聞こえるまでの経路とメカニズムを、関与する解剖学的構造名を挙げて簡潔に述べよ。
音源としての声帯振動は、それ自体ではまだ「声」として完成していない。甲状軟骨の後面にある声門で発生した振動波は、喉頭の上に続く咽頭、さらに口腔、鼻腔へと伝わっていく際に、それぞれの腔の形状に応じた固有振動(共鳴)を引き起こし、個人差のある音色や母音の特徴を帯びた声として完成する。このため、同じ人であっても鼻詰まりや口腔・咽頭の形態変化があると声質が変わる。声帯振動自体の「振動数」は音の高さ(調子)を、「振幅」は音の大きさを規定する独立した物理量である。

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