学習トップ教科書ドリル 生理学第12章 ▸ C. 錐体路系と錐体外路系 / Q12C008

教科書ドリル 生理学

Q12C008 運動

問題

錐体路障害の時間経過と症状に関する記述として正しい組み合わせはどれか。

選択肢
1急性期:筋緊張亢進+深部反射亢進/慢性期:弛緩麻痺+深部反射消失
2急性期:弛緩麻痺+筋緊張低下/慢性期:痙性麻痺+深部反射亢進+バビンスキー陽性
3急性期:痙性麻痺+バビンスキー陽性/慢性期:筋萎縮+線維束性攣縮
4急性期・慢性期ともに筋緊張低下で、バビンスキー反射は陰性のまま経過する
解答
正解2
解説

教科書L3716の注「錐体路障害」によれば、錐体路障害の当初は筋緊張が低下した弛緩麻痺であるが、時間が経つにしたがって筋緊張の亢進を伴う痙縮を起こし、痙性麻痺へ移行する。この時期には深部反射の亢進やバビンスキー反射(足底刺激で母趾背屈+他趾開扇)などの病的反射陽性が加わる。錐体路のみの障害では本来は痙性麻痺には至らないとされるが、実臨床の錐体路障害では皮質脊髄路以外の皮質遠心性線維も同時に障害されるため、痙性麻痺が成立する。選択肢1は急性期/慢性期の所見が逆転しており誤り。選択肢3「筋萎縮+線維束性攣縮」は下位運動ニューロン(α運動NR)障害の所見で、錐体路(上位運動NR)障害では筋萎縮は原則目立たない。選択肢4はそもそも麻痺の経過を無視しており誤り。

解説画像
錐体路障害の時間経過と症状に関する記述として正しい組み合わせはどれか。 解説図
錐体路障害の時間経過と症状に関する記述として正しい組み合わせはどれか。
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