学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第12章 ▸ C. 錐体路系と錐体外路系 / Q12C001
教科書ドリル 生理学
運動に関する指令を脳から運動ニューロンへ伝える下行路は、古くから2つの系に大別して考えられてきた。このうち、大脳の運動性皮質に起始し延髄錐体を通過する経路と、それ以外の多様な経路の総称を、それぞれ何系と何系というか。
運動性下行路は、大脳の運動性皮質に起始し内包・大脳脚・橋腹側部・延髄錐体を通って脊髄へ下行する直達路である「錐体路系」と、錐体路以外の運動に関与する経路を総称した「錐体外路系」に区分される。錐体路系は主に皮質脊髄路(広義には皮質延髄路も含む)を指し、手指の細やかな随意運動の調節に重要である。一方錐体外路系には、大脳基底核・小脳・脳幹諸核(前庭神経核・赤核・網様体・視蓋など)が関与する経路が含まれ、姿勢の制御や円滑な随意運動の遂行を担う。「錐体路=随意運動、錐体外路=不随意運動」という古典的図式は教科書的には単純すぎると注記されているが、臨床鑑別の基本枠組みとして広く用いられる。

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