学習トップ教科書ドリル 生理学第12章 ▸ B-e. 大脳皮質による調節 / Q12Be004

教科書ドリル 生理学

Q12Be004 運動

問題

Betz巨大錐体細胞(ベッツ細胞)と皮質脊髄路の関係として**正しい**のはどれか。

選択肢
1Betz巨大錐体細胞は小脳皮質のプルキンエ細胞層に存在する。
2Betz巨大錐体細胞は一次運動野の深層(第V層)に存在し、その軸索は直接的に脊髄へ向かって下行し、皮質脊髄路の中核線維の一部を構成する。
3Betz巨大錐体細胞は体性感覚野の表層(第I-II層)にあり、感覚入力の主要細胞である。
4Betz巨大錐体細胞は大脳基底核の線条体内にある投射ニューロンである。
解答
正解2
解説

Betz巨大錐体細胞(Betz cell)は一次運動野の**第V層**にある大型の錐体細胞であり、その軸索は直接的に脊髄へ向けて下行し、**皮質脊髄路(錐体路)の中核線維**を構成する。手指の個々の筋を活動させるニューロンは直径約1mmの狭い円柱状の領域にまとまっており(運動円柱/機能円柱)、精密な巧緻運動の基盤となっている。Betz細胞は小脳プルキンエ細胞(選択肢1)とも、体性感覚野表層細胞(選択肢3)とも、基底核投射ニューロン(選択肢4)とも異なり、一次運動野の出力を脊髄へ直接届ける細胞である。この細胞の軸索を通る経路は錐体路の代表であり、錐体路障害では病変の反対側に痙性麻痺、深部反射亢進、Babinski反射陽性などの上位運動ニューロン徴候をきたす。

解説画像
Betz巨大錐体細胞(ベッツ細胞)と皮質脊髄路の関係として**正しい**のはどれか。 解説図
Betz巨大錐体細胞(ベッツ細胞)と皮質脊髄路の関係として**正しい**のはどれか。
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