学習トップ教科書ドリル 生理学第11章 ▸ A. 骨格筋の構造と働き / Q11A006

教科書ドリル 生理学

Q11A006 筋

問題

骨格筋の熱の産生と姿勢保持作用に関する記述として誤っているのはどれか。

選択肢
1骨格筋の収縮と弛緩にはエネルギーが消費され、その副産物として熱が発生する。
2姿勢保持は主に赤筋(遅筋・タイプI線維)の持続的な緊張により行われる。
3寒冷時にみられるふるえ(シバリング)は体温低下を防ぐための熱産生反応である。
4骨格筋は身体を動かしていないときには完全に弛緩しており、緊張はまったく保たれない。
解答
正解4
解説

骨格筋は身体を静止させているときでも一定の緊張状態(筋緊張・筋トーヌス)を保ち、関節を安定的に支持している。これが崩れると立位や座位の保持ができなくなる。したがって「身体を動かさないとき完全に弛緩」とする選択肢4が誤り。1は筋収縮のエネルギー効率が約20〜25%で、残りの大半が熱として放出されるという事実を言い換えたもの、2は抗重力筋(ヒラメ筋・脊柱起立筋など)に赤筋が多いという事実、3はシバリング(戦慄)の熱産生機構を述べたもので、いずれも正しい。廃用症候群や長期臥床では抗重力筋から筋力が低下しやすく、早期離床・起立訓練の重要性はこの姿勢保持作用の維持に基づいている。

解説画像
骨格筋の熱の産生と姿勢保持作用に関する記述として誤っているのはどれか。 解説図
骨格筋の熱の産生と姿勢保持作用に関する記述として誤っているのはどれか。
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