学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ J. 視床下部 / Q10J014

教科書ドリル 生理学

Q10J014 神経

問題

概日(日内)リズムの形成と夜間に増加する現象の組み合わせとして正しいのはどれか。

選択肢
1概日リズム中枢は大脳基底核の尾状核にあり、夜間には体温が上昇する。
2概日リズム中枢は視床下部の視交叉上核にあり、夜間には副交感神経活動が亢進し、松果体からのメラトニン分泌が増加する。
3概日リズム中枢は小脳虫部にあり、夜間には副腎髄質ホルモン(アドレナリン)の分泌が増加する。
4概日リズム中枢は延髄の弧束核にあり、夜間には血圧が上昇する。
解答
正解2
解説

哺乳類の概日リズム(約24時間周期)のマスタークロックは視床下部の視交叉上核(suprachiasmatic nucleus; SCN)にある。視交叉上核は網膜視床下部路を介して光情報を受け、さらに上頸神経節→松果体の経路でメラトニン分泌のリズムを制御する。夜間(暗期)に増加する現象は、(i)松果体からのメラトニン分泌、(ii)副交感神経活動(安静・休息モード)、(iii)成長ホルモン(深いノンレム睡眠時)などである。逆に昼間(明期)に増加するのは、体温・血圧・交感神経活動・副腎髄質からのカテコールアミン・コルチゾール(早朝ピーク)など、いわゆる「活動モード」の指標である。したがって正答は2。選択肢1・3・4はいずれも中枢の帰属が誤りであり、かつ日中に増加する指標を「夜間増加」としている点でも誤り。

解説画像
概日(日内)リズムの形成と夜間に増加する現象の組み合わせとして正しいのはどれか。 解説図
概日(日内)リズムの形成と夜間に増加する現象の組み合わせとして正しいのはどれか。
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