学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ H. 小脳 / Q10H003

教科書ドリル 生理学

Q10H003 神経

問題

小脳を系統発生の観点から3区分する場合、各区分と主要な入力源・機能の組み合わせとして正しいのはどれか。

選択肢
1原小脳:大脳皮質系 ─ 協調運動
2古小脳:脊髄系 ─ 姿勢の保持
3新小脳:前庭系 ─ 平衡の維持
4原小脳:脊髄系 ─ 熟練運動の記憶
解答
正解2
解説

小脳の系統発生的3区分は、入力源と機能が一対一で対応する整理しやすい分類である。(i)原小脳(前庭小脳)=前庭系からの入力を主軸とし、平衡(体の揺れに対する抗重力的釣合い)の維持を担う。(ii)古小脳(脊髄小脳)=脊髄小脳路を経由する固有感覚(筋・腱・関節からの深部感覚)を主入力とし、体幹・四肢の姿勢保持と抗重力筋の緊張調節を担う。(iii)新小脳(大脳小脳/橋小脳)=大脳皮質からの運動指令を橋核経由で受け取り、随意運動の協調(滑らかな協調運動)と熟練運動の学習に関与する。以上より、「古小脳─脊髄系─姿勢の保持」とする選択肢2のみが正しい対応で、選択肢1・3・4はいずれも区分と入力・機能の対応がずれている。

解説画像
小脳を系統発生の観点から3区分する場合、各区分と主要な入力源・機能の組み合わせとして正しいのはどれか。 解説図
小脳を系統発生の観点から3区分する場合、各区分と主要な入力源・機能の組み合わせとして正しいのはどれか。
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