学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ C. シナプス伝達 / Q10C016

教科書ドリル 生理学

Q10C016 神経

問題

中枢神経系における主要な「興奮性」神経伝達物質はどれか。

選択肢
1γ-アミノ酪酸(GABA)
2グリシン
3グルタミン酸
4セロトニン(5-HT)
解答
正解3
解説

1. 誤り。GABAは中枢で最も広く分布する抑制性伝達物質。
2. 誤り。グリシンは脊髄・脳幹で抑制性に働く(破傷風毒素はグリシン放出を阻害して筋攣縮を起こす)。
3. 正しい。グルタミン酸は大脳皮質・海馬をはじめ中枢全域で主要な興奮性伝達物質として働き、AMPA受容体とNMDA受容体が代表的なイオンチャネル型受容体である。NMDA受容体の過活性化は虚血性興奮毒性(excitotoxicity)の主体。
4. 誤り。5-HTは縫線核由来で情動・睡眠・気分調節を担うが、「興奮性最大」ではない。うつ病ではSSRIが5-HT再取り込みを阻害して治療効果を示す。

**ポイント**: 「興奮=グルタミン酸/抑制=GABA(脳)・グリシン(脊髄)」が三大軸。これだけで多くの中枢薬理の出発点となる。

解説画像
中枢神経系における主要な「興奮性」神経伝達物質はどれか。 解説図
中枢神経系における主要な「興奮性」神経伝達物質はどれか。
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