学習トップ教科書ドリル 生理学第7章 ▸ B. 腎循環 / Q07B007

教科書ドリル 生理学

Q07B007 排泄

問題

血管平滑筋が伸展刺激に対して反射的に収縮する現象を何と呼ぶか。また、この現象が腎血流量の自己調節において働く血管の名称も答えよ。

解答
正解筋原性反応(Bayliss効果)。腎血流量の自己調節では輸入細動脈で働く。
解説

Bayliss効果(筋原性反応)は、血管壁の平滑筋が内圧上昇で引き伸ばされると自発的に収縮する性質を指し、腎や脳のように自己調節が顕著な血管床で典型的に観察される。腎では主に輸入側細動脈でこの現象が働き、圧上昇により平滑筋が張力を増すと血管抵抗が高まり、糸球体の毛細血管に注ぎ込む血流量と糸球体内圧を狭い範囲に保つ。結果として濾過量(GFR)も安定し、原尿生成ペースが圧変動で揺れないで済む。なお臨床では、NSAIDsがプロスタグランジン合成を阻害して輸入側の拡張応答を鈍らせた場合、脱水や心不全の合併で急性腎障害を誘発しやすくなることが知られる(補足)。

解説画像
血管平滑筋が伸展刺激に対して反射的に収縮する現象を何と呼ぶか。また、この現象が腎血流量の自己調節において働く血管の名称も答えよ。 解説図
血管平滑筋が伸展刺激に対して反射的に収縮する現象を何と呼ぶか。また、この現象が腎血流量の自己調節において働く血管の名称も答えよ。
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