学習トップ教科書ドリル 生理学第6章 ▸ D. 体温調節の障害 / Q06D010

教科書ドリル 生理学

Q06D010 体温

問題

熱射病の特徴として誤っているのはどれか。

選択肢
1体温が40℃以上に上昇することが多い
2意識障害を呈する
3発汗が停止ないし減少する
4解熱剤を投与すれば速やかに体温が下がる
解答
正解4
解説

熱射病では体温調節中枢(視床下部)が熱障害を受けており、発汗・皮膚血管拡張による放熱機構が破綻している。40℃以上の高体温に意識障害・痙攣・多臓器障害が加わり、生命を脅かす。セットポイント上昇を是正するタイプの発熱ではないため、解熱剤(NSAIDs)は無効。治療は冷水噴霧・送風・冷却毛布・氷水浸漬などによる物理的冷却を直ちに開始すること。43℃以上の高体温ではタンパク質変性が起こり多臓器不全が不可逆になるため、時間との勝負となる。悪性高熱症(麻酔時)や悪性症候群(抗精神病薬使用時)は類似の高体温状態を呈するが、これらは教科書外の疾患概念である。

解説画像
熱射病の特徴として誤っているのはどれか。 解説図
熱射病の特徴として誤っているのはどれか。
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