学習トップ教科書ドリル 生理学第6章 ▸ D. 体温調節の障害 / Q06D009

教科書ドリル 生理学

Q06D009 体温

問題

熱中症の重症度分類で、意識障害を伴う最重症型はどれか。

選択肢
1熱失神
2熱けいれん(熱痙攣)
3熱疲労
4熱射病
解答
正解4
解説

熱中症は軽症から重症の順に、①熱失神(立ちくらみ・一過性脳虚血)→②熱けいれん(筋のけいれん・筋肉痛、発汗に伴う電解質異常)→③熱疲労(倦怠感・嘔吐・頭痛、脱水)→④熱射病(意識障害・中枢神経症状・体温40℃以上)の4段階に整理される。最重症の熱射病では視床下部体温調節中枢そのものが障害され、発汗停止・皮膚血管拡張の消失がみられる。このため解熱剤は無効(セットポイントが介在しない破綻状態)で、氷水浸漬・送風・冷却毛布などによる迅速な体外冷却が救命の鍵。意識障害が長引く症例では死亡率も高く、救急対応の代表的疾患。なお教科書L1775注は3段階(熱痙攣→熱疲労→熱射病)の記載で、熱失神を加えた4段階分類は日本救急医学会の熱中症重症度分類(I度熱失神・熱けいれん/II度熱疲労/III度熱射病)に準拠する臨床分類である。

解説画像
熱中症の重症度分類で、意識障害を伴う最重症型はどれか。 解説図
熱中症の重症度分類で、意識障害を伴う最重症型はどれか。
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