学習トップ / 教科書ドリル 解剖学 / 第10章 ▸ F. 下肢の骨格 / Q10F033
教科書ドリル 解剖学
高齢者の大腿骨頸部骨折で骨頭壊死が起こりやすい解剖学的理由として最も適切なのはどれか。
股関節の関節包は大腿骨頸の遠位端(転子間線)まで広く付着するため、大腿骨頸は関節腔内にあって滑膜に覆われ、骨膜を持たない。骨膜は骨折治癒の修復要素であるから、これを欠く頸部骨折は治癒が遅い。さらに成人では大腿骨頭への栄養血管(関節包動脈)は退化・閉塞して大腿骨頭靱帯を通る閉鎖動脈枝のみが頼りとなり、骨頭の血行は乏しい。両要因が重なるため、大腿骨頸部骨折では骨頭壊死を起こしやすく、人工骨頭置換術の適応となることが多い。

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