学習トップ理由で解く 生理学第15章 ▸ B. 恒常性維持 / Q0957

理由で解く 生理学

Q0957 身体活動の協調

出典:鍼灸 第33回(2025) 問題28
問題
ホメオスタシスについて正しいのはどれか。
選択肢
1 1日の尿量は成人で約400mLである。
2 血液のpHは約7.4である。
3 細胞外液の浸透圧は3%食塩水に等しい。
4 細胞内液は体液の約15%を占める。
解答
正解2(血液のpHは約7.4である。)
解説
✗ 1. 誤り
1日の尿量は成人で約400mLである。
1日の尿量は成人で約1,500mLである。1日に約1.5Lの尿が排泄される。約400mLは乏尿に相当する異常値である。
✓ 2. 正しい
血液のpHは約7.4である。
血液のpHは約7.4に維持されている。体液のpHは7.35〜7.45(7.40±0.05)と非常に狭い範囲に一定に保たれている。これは生体の酸塩基平衡によるもので、緩衝系や呼吸・腎臓の調節機構が協調的に働いている。pHが7より高いためアルカリ性(弱アルカリ性)に属する。
✗ 3. 誤り
細胞外液の浸透圧は3%食塩水に等しい。
細胞外液の浸透圧は0.9%食塩水(生理食塩水)に等しく、約290mOsm/Lである。3%食塩水は高張液であり、正常値とは大きく異なる。
✗ 4. 誤り
細胞内液は体液の約15%を占める。
細胞内液は体液の約2/3(体重の約40%)を占める。約15%は細胞外液中の間質液の体重比に相当する値である。体液の約3分の2(体重の約40%)は細胞の中にある。
ポイント
  • ホメオスタシスの代表的数値: pH 7.4、尿量約1.5L/日、浸透圧約290mOsm/L(=0.9%食塩水)
  • 覚え方のコツ: 「生理食塩水は0.9%」→「ク(0.9)リーンな塩水」と語呂で覚える。3%は高張液で別物
  • 関連知識: ホメオスタシスは「フィードバック調節機構」によって維持される
  • よくある間違い: 生理食塩水の濃度0.9%と3%を混同する。0.9%が等張、3%は高張である
比較表
ホメオスタシスの指標 正常値 本問の誤り選択肢
血液のpH 7.35〜7.45(約7.4)
1日の尿量 約1,500mL(1.5L) 約400mL(乏尿の値)
体液の浸透圧 約290mOsm/L(0.9%食塩水相当) 3%食塩水(高張液)
細胞内液の割合 体液の約2/3(体重の約40%) 体液の約15%(間質液の値)
体液量 体重の約60%
解説画像
鍼灸 第33回(2025) 問題28|ホメオスタシスについて正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第33回(2025) 問題28|ホメオスタシスについて正しいのはどれか。
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