学習トップ理由で解く 生理学第13章 ▸ H. 視覚 / Q0919

理由で解く 生理学

Q0919 感覚

出典:あマ指 第28回(2020) 問題36
問題
視覚の受容器で主に明暗の識別にかかわるのはどれか。
選択肢
1 錐体細胞
2 杆体細胞
3 色素細胞
4 双極細胞
解答
正解2(杆体細胞)
解説
✗ 1. 誤り
錐体細胞
錐体細胞は明所で色の識別(色覚)に関与する視細胞であり、赤・緑・青の3種類がある。明暗の識別の主役ではない。
✓ 2. 正しい
杆体細胞
杆体細胞(桿体細胞)は網膜に約1億2000万個存在する視細胞で、暗所での明暗の識別(暗所視・薄明視)に関与する。視物質としてロドプシン(視紅)を含み、わずかな光にも反応できる高い光感度を持つ。色覚には関与せず、暗所では色が識別できないのはこのためである。
✗ 3. 誤り
色素細胞
色素細胞(網膜色素上皮細胞)は視細胞を支持し、散乱光の吸収やロドプシン再生への関与など支持的機能を担う。受容器ではない。
✗ 4. 誤り
双極細胞
双極細胞は視細胞と神経節細胞の間の信号を中継する介在ニューロンであり、光受容の機能は持たない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「杆(かん)体は暗(かん)所で明暗を識別」→「かん」の音で杆体と暗所を結びつける。問896・907と同テーマの繰り返し出題問題である。
  • 関連知識: 夜間は杆体細胞が主に働くため色は識別できず、すべてが灰色がかって見える。ビタミンA欠乏ではロドプシン合成障害により夜盲症が生じる。
  • よくある間違い: 色素細胞を「色の細胞→色覚に関与」と誤解しやすい。色素上皮は支持細胞であり、色覚を担うのは錐体細胞である。
  • 教科書では「b.視覚の受容器と伝導路」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第28回(2020) 問題36|視覚の受容器で主に明暗の識別にかかわるのはどれか。 解説図
あマ指 第28回(2020) 問題36|視覚の受容器で主に明暗の識別にかかわるのはどれか。
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