学習トップ理由で解く 生理学第13章 ▸ B. 体性感覚 / Q0867

理由で解く 生理学

Q0867 感覚

出典:あマ指 第1回(1993) 問題57
問題
二点弁別閾の最も小さい部位はどれか。
選択肢
1 指先
2 上腕
3 背中
4 下腿
解答
正解1(指先)
解説
✓ 1. 正しい
指先
二点弁別閾(二点識別閾)は2点の刺激を別々の点として認識できる最小距離であり、指先(特に示指の指腹)で最も小さく約2mmである。これは指先の触覚受容器(マイスナー小体・メルケル盤)の密度が極めて高く、大脳皮質の体性感覚野における指の領域(ペンフィールドの感覚ホムンクルス)が広いためである。
✗ 2. 誤り
上腕
上腕の二点弁別閾は約40〜50mmと大きく、空間分解能は低い。
✗ 3. 誤り
背中
背中の二点弁別閾は約60〜70mmと体表面で最も大きい部位の一つである。
✗ 4. 誤り
下腿
下腿の二点弁別閾は約40〜50mm程度で、指先と比べ著しく大きい。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「指先は点字を読める→2mmの点を識別できるほど鋭敏」と具体的場面で覚える。二点弁別閾が小さい=感度が高いという関係を押さえる。
  • 関連知識: ペンフィールドの体性感覚ホムンクルスでは手指・口唇・舌の領域が大きく描かれる。これは受容器密度と皮質面積の対応を示している。
  • よくある間違い: 「閾が小さい=感度が低い」と誤解しやすい。閾値が小さい=わずかな距離でも弁別可能=感度が高い、と正しく理解する。
  • 教科書では「a.皮膚感覚(表在感覚)」の範囲に該当する。
比較表
部位 二点弁別閾(概算)
指先 約2mm
口唇 約5mm
手掌 約10〜15mm
上腕 約40〜50mm
背中 約60〜70mm
解説画像
あマ指 第1回(1993) 問題57|二点弁別閾の最も小さい部位はどれか。 解説図
あマ指 第1回(1993) 問題57|二点弁別閾の最も小さい部位はどれか。
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