学習トップ理由で解く 生理学第12章 ▸ B. 運動の調節 / Q0839

理由で解く 生理学

Q0839 運動

出典:鍼灸 第15回(2007) 問題41
問題
脊髄反射はどれか。
選択肢
1 緊張性頸反射
2 交叉性伸展反射
3 緊張性迷路反射
4 立ち直り反射
解答
正解2(交叉性伸展反射)
解説
✗ 1. 誤り
緊張性頸反射
緊張性頸反射は頸部の固有受容器からの入力に基づく反射であり、反射中枢は延髄(脳幹)に存在する。頸部の回旋に応じて四肢の筋緊張パターンが変化する。
✓ 2. 正しい
交叉性伸展反射
交叉性伸展反射は反射中枢が脊髄にある脊髄反射である。侵害刺激を受けた側では屈曲反射(逃避反射)が起こり、同時に対側では伸筋群が収縮して体重を支え、姿勢の安定を保つ。多シナプス性反射であり、脊髄の複数分節にまたがる介在ニューロンが関与する。
✗ 3. 誤り
緊張性迷路反射
緊張性迷路反射は前庭器(内耳)からの入力に基づく反射であり、反射中枢は前庭神経核(脳幹)に存在する。頭部の位置に応じて四肢の伸筋・屈筋の緊張が変化する。
✗ 4. 誤り
立ち直り反射
立ち直り反射は身体の姿勢を正常位置に戻すための反射であり、反射中枢は中脳に存在する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「脊髄=伸・屈・交叉」「脳幹=緊張性(頸・迷路)」「中脳=立ち直り」と中枢の高さごとにグループ化して覚える。
  • 関連知識: 除脳動物(中脳と橋の間で切断)では脊髄反射と脳幹反射は保たれるが、立ち直り反射は消失する。除脳固縮(四肢伸展位)は脳幹レベルの反射が亢進した状態である。
  • よくある間違い: 緊張性頸反射を脊髄反射と誤認するケース。「緊張性」がつく反射は脳幹レベルと覚える。
  • 教科書では「a.脊髄レベルでの調節」の範囲に該当する。
比較表
反射中枢 代表的な反射
脊髄 伸張反射、屈曲反射、交叉性伸展反射
脳幹(延髄) 緊張性頸反射、緊張性迷路反射
中脳 立ち直り反射
解説画像
鍼灸 第15回(2007) 問題41|脊髄反射はどれか。 解説図
鍼灸 第15回(2007) 問題41|脊髄反射はどれか。
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