学習トップ理由で解く 生理学第12章 ▸ A. 骨格筋の神経支配 / Q0819

理由で解く 生理学

Q0819 運動

出典:あマ指 第7回(1999) 問題54
問題
γ運動ニューロンの特徴として正しいのはどれか。
選択肢
1 自律神経系に属する。
2 錘内筋線維を支配している。
3 脊髄側角に分布している。
4 腱器官の感度を調整している。
解答
正解2(錘内筋線維を支配している。)
解説
✗ 1. 誤り
自律神経系に属する。
γ運動ニューロンは体性運動神経系(体性遠心性神経)に属する。自律神経系(交感神経・副交感神経)は平滑筋・心筋・腺を支配するが、γ運動ニューロンは錘内筋(横紋筋)を支配する体性運動神経である。
✓ 2. 正しい
錘内筋線維を支配している。
γ運動ニューロンは脊髄前角に細胞体を持ち、筋紡錘の錘内筋線維を支配する。錘内筋線維の両端にある収縮部を収縮させることで、中央部の感覚受容部位が引き伸ばされ、筋紡錘の伸展感度が高まる。α-γ連関により、随意運動中も筋紡錘が常に適切な感度で筋の長さ変化を検出できるようになる。
✗ 3. 誤り
脊髄側角に分布している。
γ運動ニューロンの細胞体は脊髄前角に存在する。脊髄側角(中間質外側核)に存在するのは自律神経の節前ニューロンであり、γ運動ニューロンとは異なる。
✗ 4. 誤り
腱器官の感度を調整している。
γ運動ニューロンが調整するのは筋紡錘の感度であり、腱器官(ゴルジ腱器官)の感度ではない。腱器官にはγ運動ニューロンの支配はない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「γ=前角・錘内・紡錘」の3セットで覚える。側角は自律神経(交感神経の節前ニューロン)の場所。
  • 関連知識: 脊髄前角にはα運動ニューロンとγ運動ニューロンがともに存在する。前角の腹側にα、やや背側にγが位置する傾向がある。
  • よくある間違い: γ運動ニューロンの細胞体を「側角」と答えるケース。「側角=自律神経」「前角=運動神経(α・γ)」と明確に区別する。
  • 教科書では「c.筋紡錘と腱受容器」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第7回(1999) 問題54|γ運動ニューロンの特徴として正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第7回(1999) 問題54|γ運動ニューロンの特徴として正しいのはどれか。
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