学習トップ理由で解く 生理学第11章 ▸ A. 骨格筋の構造と働き / Q0774

理由で解く 生理学

Q0774 筋

出典:あマ指 第6回(1998) 問題55
問題
白筋と比較した赤筋の特徴はどれか。
選択肢
1 疲労しやすい。
2 収縮速度が遅い。
3 ミオグロビン量が少ない。
4 瞬発的な運動に関与する。
解答
正解2(収縮速度が遅い。)
解説
✗ 1. 誤り
疲労しやすい。
赤筋は有気的代謝が主体であり疲労しにくい。疲労しやすいのは嫌気的代謝が主体の白筋(速筋)である。
✓ 2. 正しい
収縮速度が遅い。
赤筋(遅筋・タイプI線維)は白筋(速筋・タイプII線維)と比較して収縮速度が遅い。「遅筋(slow-twitch fiber)」という名称そのものが収縮速度の遅さを示している。赤筋は収縮速度は遅いが、ミオグロビンが豊富で有気的代謝が発達しているため持続的な収縮が可能であり、姿勢維持など持久的な運動に適している。
✗ 3. 誤り
ミオグロビン量が少ない。
赤筋はミオグロビン量が多い。ミオグロビンの赤い色素が赤筋の名称の由来である。ミオグロビン量が少ないのは白筋である。
✗ 4. 誤り
瞬発的な運動に関与する。
瞬発的な運動に関与するのは白筋(速筋)であり、赤筋は持久的・持続的な運動に関与する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「赤筋=遅筋=Slow=スロー」と英語名でも確認する。問題793と同テーマであり、繰り返し出題されている。
  • 関連知識: マラソン選手は赤筋の割合が高く、短距離走者は白筋の割合が高い。筋線維タイプの比率は遺伝的な要因が大きいが、トレーニングによっても一部変化する。
  • よくある間違い: 選択肢1、3、4はすべて赤筋の特徴の「逆」である。赤筋に関する問題では、各選択肢が赤筋と白筋のどちらの特徴かを正確に判断する必要がある。
  • 教科書では「a.骨格筋の種類」の範囲に該当する。
比較表
特徴 赤筋(遅筋・タイプI) 白筋(速筋・タイプII)
収縮速度 遅い 速い
疲労耐性 疲労しにくい 疲労しやすい
ミオグロビン量 多い 少ない
運動への関与 持久的運動・姿勢維持 瞬発的運動
解説画像
あマ指 第6回(1998) 問題55|白筋と比較した赤筋の特徴はどれか。 解説図
あマ指 第6回(1998) 問題55|白筋と比較した赤筋の特徴はどれか。
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