
この図の解説
1個の運動ニューロンが支配する筋線維群=運動単位を、収縮特性でS型・FR型・FF型の3種に分けて比較したグラフ図です。(A)単収縮の張力、(b)反復刺激時の張力変化、(c)強縮を続けたときの疲労のしかたを、青(FF)・橙(FR)・紫(S)で描き分けています。FF型は張力が大きいが急速に疲労、S型は張力は小さいが疲労しにくい、FR型はその中間、という関係に注目します。
学習の要点
- 覚え方: FF=速い・強い・すぐ疲れる(白筋/速筋)、S=遅い・弱い・疲れにくい(赤筋/遅筋)、FR=その中間(ピンク筋)。
- エネルギー源の違い: FF型は無酸素の解糖系ATP、S型は有酸素の酸化系ATP。だからS型は持久的、FF型は短時間で消耗する。
- (c)の疲労を見ると: FF型は数分で張力がほぼ0に急落、S型は60分でもほぼ維持、FR型はゆるやかに低下。持久力の差が一目でわかる。
- 神経側の特徴: S型は小さな細胞体・細い軸索、FF型は大きな細胞体・太い軸索。サイズの原理により運動時はS型から先に動員される。
- 臨床・関連: 姿勢維持や長距離走はS型(遅筋)中心、瞬発的なジャンプ・スプリントはFF型(速筋)中心。トレーニングや加齢で線維構成が変化する。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
FF型とS型の張力・疲労耐性の違いは何か。
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答え: FF型は張力が大きいが急速に疲労、S型は張力は小さいが疲労しにくい。
FF型とS型のエネルギー源(ATP産生)の違いは何か。
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答え: FF型は無酸素の解糖系、S型は有酸素の酸化系。
サイズの原理では、運動時どの型から先に動員されるか。
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答え: S型(小さな細胞体・細い軸索)から先に動員される。
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。