学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ N. 自律神経系 / Q0764

理由で解く 生理学

Q0764 神経

出典:あマ指 第31回(2023) 問題28
問題
遠心路が自律神経の反射はどれか。
選択肢
1 膝蓋腱反射
2 腹壁反射
3 対光反射
4 ヘーリング・ブロイエル反射
解答
正解3(対光反射)
解説
✗ 1. 誤り
膝蓋腱反射
膝蓋腱反射の遠心路は体性運動神経(大腿神経のα運動ニューロン)であり、自律神経ではない。
✗ 2. 誤り
腹壁反射
腹壁反射の遠心路は体性運動神経(肋間神経等のα運動ニューロン)であり、自律神経ではない。
✓ 3. 正しい
対光反射
対光反射の遠心路は自律神経(動眼神経の副交感神経線維)である。光刺激が視神経(求心路)を介して中脳の視蓋前域に伝わり、エディンガー・ウェストファル核から動眼神経の副交感神経線維(遠心路)を経て毛様体神経節を中継し、瞳孔括約筋を収縮させて縮瞳を起こす。遠心路が自律神経である反射には、対光反射のほか排尿反射・排便反射・射乳反射・圧受容器反射なども含まれる。
✗ 4. 誤り
ヘーリング・ブロイエル反射
ヘーリング・ブロイエル反射の遠心路は呼吸筋を支配する体性運動神経(横隔神経・肋間神経)であり、自律神経ではない。吸息中枢の抑制を通じて呼吸筋の活動が変化する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 遠心路が自律神経の反射=「効果器が平滑筋・心筋・腺」→ 瞳孔括約筋(平滑筋)を動かす対光反射は自律神経反射。骨格筋を動かす反射は体性反射。
  • 関連知識: 自律神経反射の代表例は対光反射・排尿反射・排便反射・圧受容器反射・胃結腸反射である。体性反射の代表例は伸張反射(腱反射)・屈曲反射・腹壁反射である。
  • よくある間違い: ヘーリング・ブロイエル反射は「迷走神経が求心路」であるため自律神経反射と思いがちだが、遠心路は横隔神経等の体性運動神経であり、体性-内臓反射の逆パターンとして理解する。
  • 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第31回(2023) 問題28|遠心路が自律神経の反射はどれか。 解説図
あマ指 第31回(2023) 問題28|遠心路が自律神経の反射はどれか。
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