学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ N. 自律神経系 / Q0751

理由で解く 生理学

Q0751 神経

出典:あマ指 第27回(2019) 問題33
問題
胃の受入れ弛緩はどれか。
選択肢
1 体性ー運動反射
2 体性一内臓反射
3 内臓ー運動反射
4 内臓ー内臓反射
解答
正解4(内臓ー内臓反射)
解説
✗ 1. 誤り
体性ー運動反射
体性-運動反射は体性感覚(皮膚・筋の感覚)が求心路、骨格筋が効果器となる反射であり、胃の弛緩とは無関係である。膝蓋腱反射が代表例である。
✗ 2. 誤り
体性一内臓反射
体性-内臓反射は皮膚などの体性感覚刺激が求心路となり、自律神経を介して内臓が反応する反射である。鍼灸刺激で内臓機能が変化する体性-内臓反射などが含まれる。
✗ 3. 誤り
内臓ー運動反射
内臓-運動反射は内臓からの求心性信号が脊髄を介して骨格筋(体性運動神経)を反応させる反射である。虫垂炎時の筋性防御(腹筋の反射的収縮)が代表例である。
✓ 4. 正しい
内臓ー内臓反射
胃の受入れ弛緩は内臓-内臓反射に分類される。食物が胃に到達して胃壁を伸展させると、その機械的刺激が迷走神経の求心性線維を介して延髄に伝わり、迷走神経の遠心性線維を介して胃体部の平滑筋が弛緩する。求心路も遠心路も内臓に関わるため内臓-内臓反射である。この反射により胃は大量の食物を低圧で貯留できる。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 反射の分類は「求心路の起源-効果器の種類」で名前が決まる。内臓→内臓=内臓-内臓反射。体性→内臓=体性-内臓反射と覚える。
  • 関連知識: 排尿反射(膀胱壁伸展→骨盤神経→仙髄→骨盤神経→排尿筋収縮)も内臓-内臓反射の代表例である。筋性防御(虫垂炎→腹筋収縮)は内臓-運動反射の代表例である。
  • よくある間違い: 「内臓の反射だから内臓-内臓」と単純化しやすいが、内臓からの刺激で骨格筋が反応する場合は内臓-運動反射である。効果器の種類まで確認する必要がある。
  • 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
比較表
反射の分類 求心路 遠心路 代表例
体性-運動反射 体性感覚 体性運動神経 膝蓋腱反射
体性-内臓反射 体性感覚 自律神経 鍼灸の内臓反応
内臓-運動反射 内臓感覚 体性運動神経 筋性防御
内臓-内臓反射 内臓感覚 自律神経 胃の受入れ弛緩・排尿反射
解説画像
あマ指 第27回(2019) 問題33|胃の受入れ弛緩はどれか。 解説図
あマ指 第27回(2019) 問題33|胃の受入れ弛緩はどれか。
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