学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ K. 大脳 / Q0685

理由で解く 生理学

Q0685 神経

出典:あマ指 第14回(2006) 問題47
問題
一次運動野において最も広い身体部位支配領域はどれか。
選択肢
1 顔面
2 上腕
3 体幹
4 下腿
解答
正解1(顔面)
解説
✓ 1. 正しい
顔面
一次運動野(中心前回)では、精緻な運動制御が必要な部位ほど大きな皮質領域が割り当てられている(体部位局在、ソマトトピー)。顔面(特に口唇・舌)と手指の領域が最も広い。これはペンフィールドの運動ホムンクルスに描かれており、顔や手が不釣り合いに大きく表現される。口腔・舌は発声や咀嚼に、手指は精密な操作に多くの運動制御を要するためである。
✗ 2. 誤り
上腕
上腕は大きな筋群を持つが、精緻な運動が少ないため支配領域は顔面より狭い。
✗ 3. 誤り
体幹
体幹は体の中で最も大きな領域であるが、精緻な運動制御が少ないため皮質上の支配領域は小さい。
✗ 4. 誤り
下腿
下腿の運動野支配領域は顔面や手指に比べて狭い。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「大きい体→小さい領域、小さい指先→大きい領域」と逆転の関係で覚える。ホムンクルスの絵では顔と手が巨大に描かれることを思い浮かべる。
  • 関連知識: 体性感覚野(中心後回)にも同様の体部位局在があり、口唇・手指・舌が広い領域を占める。これは感覚の二点識別閾が小さい(識別能が高い)部位と一致する。
  • よくある間違い: 体の大きさと皮質領域の広さが比例すると誤解すること。体幹は大きいが支配領域は小さく、逆に口唇や手指は小さいが支配領域が大きい。
  • 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第14回(2006) 問題47|一次運動野において最も広い身体部位支配領域はどれか。 解説図
あマ指 第14回(2006) 問題47|一次運動野において最も広い身体部位支配領域はどれか。
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