学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ K. 大脳 / Q0680

理由で解く 生理学

Q0680 神経

出典:あマ指 第13回(2005) 問題51
問題
脳波について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 α、β、θ、∂波の順で周波数は低くなる。
2 てんかんの診断に必要である。
3 棘波(スパイク)は異常脳波である。
4 ノンレム睡眠時には徐波がみられる。
解答
正解1(α、β、θ、∂波の順で周波数は低くなる。)
解説
✓ 1. 正しい
α、β、θ、∂波の順で周波数は低くなる。
脳波の周波数が高い順に並べると、β波(14Hz以上)→α波(8〜13Hz)→θ波(4〜7Hz)→δ波(4Hz未満)となる。設問の「α、β、θ、δ波の順で低くなる」はαとβの順序が逆であり、正しくはβ、α、θ、δの順である。β波が最も速い脳波であることが重要なポイントである。
✗ 2. 誤り
てんかんの診断に必要である。
脳波検査はてんかんの診断において不可欠な検査であり、発作間欠期にも異常脳波を検出できる。
✗ 3. 誤り
棘波(スパイク)は異常脳波である。
棘波(スパイク)はてんかん性放電などで見られる異常脳波の代表的パターンであり、正常脳波には出現しない。
✗ 4. 誤り
ノンレム睡眠時には徐波がみられる。
ノンレム睡眠の深い段階(ステージ3・4)では高振幅の徐波(δ波)が出現し、深睡眠(徐波睡眠)と呼ばれる。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「ベータあるシータでる(β・α・θ・δ)」と語呂で覚える。周波数の高い方から順にギリシャ文字の順序通りではないことに注意。α波は安静閉眼時、β波は精神活動時に出現する。
  • 関連知識: レム睡眠中の脳波はβ波に近い低振幅速波で、脳が活発に活動している。脳波はてんかん・脳死判定・睡眠障害の診断に用いられる。
  • よくある間違い: αとβの順序を逆にしてしまう誤り。α波が「基本」的な脳波であるため最も高い周波数と誤解しやすい。
  • 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
比較表
脳波 周波数 出現時の状態
β波 14Hz以上 精神活動時・開眼時
α波 8〜13Hz 安静閉眼時
θ波 4〜7Hz 浅い睡眠・うとうと
δ波 4Hz未満 深い睡眠(ノンレム睡眠)
解説画像
あマ指 第13回(2005) 問題51|脳波について誤っている記述はどれか。 解説図
あマ指 第13回(2005) 問題51|脳波について誤っている記述はどれか。
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