学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ K. 大脳 / Q0681

理由で解く 生理学

Q0681 神経

出典:あマ指 第13回(2005) 問題52
問題
大脳の機能で誤っている組合せはどれか。
選択肢
1 大脳基底核 - 運動の調節
2 中心後回 - 体性感覚野
3 中心前回 - 感覚性言語中枢
4 大脳辺縁系 - 本能行動
解答
正解3(中心前回 - 感覚性言語中枢)
解説
✗ 1. 誤り
大脳基底核 - 運動の調節
大脳基底核は随意運動の調節(運動の開始・停止・力加減など)に関与する錐体外路系の構造体であり、この組合せは正しい。
✗ 2. 誤り
中心後回 - 体性感覚野
中心後回は頭頂葉に位置し、一次体性感覚野として触覚・温痛覚・深部感覚の情報を受容する。この組合せは正しい。
✓ 3. 正しい
中心前回 - 感覚性言語中枢
中心前回は前頭葉に位置する一次運動野であり、感覚性言語中枢(ウェルニッケ野)ではない。感覚性言語中枢であるウェルニッケ野は側頭葉の上側頭回後部に位置する。また運動性言語中枢であるブローカ野は前頭葉の下前頭回に位置しており、これも中心前回とは異なる。
✗ 4. 誤り
大脳辺縁系 - 本能行動
大脳辺縁系は情動や本能行動(摂食・性行動・恐怖反応など)の発現に関与しており、この組合せは正しい。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 中心溝を境に「前=運動(前回)」「後=感覚(後回)」と覚える。言語中枢は「ブ(ローカ)は前(前頭葉)」「ウ(ェルニッケ)は横(側頭葉)」と覚える。
  • 関連知識: ブローカ野損傷では運動性失語(言いたいことが言えない)、ウェルニッケ野損傷では感覚性失語(言語の理解ができない)が生じる。言語野は通常、左半球優位に存在する。
  • よくある間違い: 中心前回を運動性言語中枢(ブローカ野)と混同すること。ブローカ野は前頭葉だが中心前回ではなく、下前頭回に位置する。
  • 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
比較表
部位 機能 所在する脳葉
中心前回 一次運動野 前頭葉
中心後回 一次体性感覚野 頭頂葉
ブローカ野 運動性言語中枢 前頭葉(下前頭回)
ウェルニッケ野 感覚性言語中枢 側頭葉(上側頭回後部)
後頭葉内側 一次視覚野 後頭葉
解説画像
あマ指 第13回(2005) 問題52|大脳の機能で誤っている組合せはどれか。 解説図
あマ指 第13回(2005) 問題52|大脳の機能で誤っている組合せはどれか。
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