学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ K. 大脳 / Q0669

理由で解く 生理学

Q0669 神経

出典:あマ指 第12回(2004) 問題50
問題
健康成人のレム睡眠について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 眼球が急速に動く。
2 心拍や呼吸が乱れる。
3 一夜に約20 回発生する。
4 夢を見ていることが多い。
解答
正解3(一夜に約20 回発生する。)
解説
✗ 1.
眼球が急速に動く。
✗ 正しい。レム睡眠の名称はRapid Eye Movement(急速眼球運動)に由来し、睡眠中に眼球が急速に動くことが最大の特徴である。
✗ 2.
心拍や呼吸が乱れる。
✗ 正しい。レム睡眠中は自律神経活動が不安定となり、心拍や呼吸が不規則になる。血圧も変動しやすく、交感神経活動が亢進する時期がある。
✓ 3. 誤り
一夜に約20 回発生する。
レム睡眠は一夜の睡眠中に約4〜5回出現する。ノンレム睡眠とレム睡眠は約90分周期で交代し、7〜8時間の睡眠で4〜5サイクル繰り返される。約20回は明らかに過大な数値であり誤りである。後半の睡眠ほどレム睡眠の持続時間が長くなる傾向がある。
✗ 4.
夢を見ていることが多い。
✗ 正しい。レム睡眠中に覚醒させると約80%の被験者が夢を報告する。ノンレム睡眠中にも夢を見ることはあるが頻度は低い。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「レム=90分周期で4〜5回」と数字をセットで覚える。「REMのR=Rapid=急速眼球運動」で名称の由来も押さえる。
  • 関連知識: レム睡眠中は骨格筋の緊張が著しく低下する(筋弛緩)。脳波は覚醒時に類似した低振幅速波を示すため「逆説睡眠」とも呼ばれる。問664もレム睡眠の出題である。
  • よくある間違い: レム睡眠とノンレム睡眠の特徴を逆に覚えてしまうことがある。「レム=脳は活発(夢)・体は弛緩」「ノンレム=脳も体も休息」と整理する。
  • 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
比較表
特徴 レム睡眠 ノンレム睡眠
眼球運動 急速眼球運動あり なし
脳波 低振幅速波(覚醒様) 高振幅徐波
筋緊張 著しく低下 維持
自律神経 不安定 安定
多い(約80%) 少ない
出現回数 一夜に4〜5回 レム間の期間
解説画像
あマ指 第12回(2004) 問題50|健康成人のレム睡眠について誤っている記述はどれか。 解説図
あマ指 第12回(2004) 問題50|健康成人のレム睡眠について誤っている記述はどれか。
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