学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ K. 大脳 / Q0668

理由で解く 生理学

Q0668 神経

出典:鍼灸 第11回(2003) 問題47
問題
大脳辺縁系の機能はどれか。
選択肢
1 言語機能
2 本能行動
3 感覚統合
4 平衡保持
解答
正解2(本能行動)
解説
✗ 1. 誤り
言語機能
言語機能は大脳皮質の新皮質に位置するブローカ野(運動性言語中枢・前頭葉)やウェルニッケ野(感覚性言語中枢・側頭葉)が担う。
✓ 2. 正しい
本能行動
大脳辺縁系は本能行動(摂食、飲水、性行動、攻撃・逃避行動など)と情動(怒り、恐怖、快・不快など)に関与する脳の古い部位である。辺縁系には海馬(記憶の形成、特に短期記憶から長期記憶への変換)、扁桃体(情動の処理、特に恐怖条件づけ)、帯状回、海馬傍回、中隔核などが含まれる。視床下部とともに自律神経機能や内分泌機能の調節にも関与する。
✗ 3. 誤り
感覚統合
感覚統合は大脳皮質の連合野(特に頭頂連合野や側頭連合野)が担う。
✗ 4. 誤り
平衡保持
平衡保持は小脳(特に前庭小脳)や脳幹の前庭神経核が担う。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「辺縁系=ほ(本能)・じ(情動)・き(記憶)」→ 「本・情・記」の3文字で覚える。海馬=記憶、扁桃体=情動と個別に対応させる。
  • 関連知識: アルツハイマー病では海馬の萎縮が初期に起こり、近時記憶の障害が最初の症状となる。PTSD(心的外傷後ストレス障害)では扁桃体の過活動が恐怖記憶の過剰な想起に関与する。
  • よくある間違い: 「言語」を辺縁系の機能と考えやすいが、言語は新皮質(ブローカ野・ウェルニッケ野)の機能であり辺縁系ではない。
  • 教科書では「b.大脳辺縁系」の範囲に該当する。
解説画像
鍼灸 第11回(2003) 問題47|大脳辺縁系の機能はどれか。 解説図
鍼灸 第11回(2003) 問題47|大脳辺縁系の機能はどれか。
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