学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ K. 大脳 / Q0664

理由で解く 生理学

Q0664 神経

出典:あマ指 第11回(2003) 問題52
問題
脳波でα波が最もよく現れるのはどれか。
選択肢
1 精神活動中
2 安静閉眼時
3 レム睡眠時
4 ノンレム睡眠時
解答
正解2(安静閉眼時)
解説
✗ 1. 誤り
精神活動中
精神活動中(計算・思考・注意集中時)にはα波は抑制され、β波(14〜30Hz)が前頭部を中心に優位となる。
✓ 2. 正しい
安静閉眼時
α波(8〜13Hz)は安静閉眼・覚醒時に後頭部を中心に最もよく出現する正常脳波である。覚醒・安静・閉眼の3条件が揃った時に最もよく記録される。α波は精神的にリラックスした状態を反映する。開眼や精神活動(計算など)によりα波は抑制されβ波に置き換わる現象をα遮断(α波抑制)という。
✗ 3. 誤り
レム睡眠時
レム睡眠時には低振幅速波(覚醒時に似た脳波パターン)が出現し、α波は典型的ではない。
✗ 4. 誤り
ノンレム睡眠時
ノンレム睡眠時には睡眠の深さに応じてθ波(4〜7Hz)やδ波(0.5〜3Hz、徐波)が出現する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 脳波の種類を周波数の遅い順に「δ(デルタ)→θ(シータ)→α(アルファ)→β(ベータ)」と並べ、意識レベルは「深い睡眠→浅い睡眠→安静覚醒→精神活動」と対応させる。
  • 関連知識: 問題588も同様の内容を問う。てんかんでは棘波や棘徐波が出現し、脳死判定では平坦脳波(30分以上)が基準の一つとなる。
  • よくある間違い: α波は「安静閉眼」の条件が必要であり、「開眼覚醒」ではβ波が優位になる。閉眼と開眼の違いに注意する。
  • 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
比較表
脳波 周波数 出現条件
δ波 0.5〜3Hz 深い睡眠(ノンレム睡眠段階3-4)
θ波 4〜7Hz まどろみ、浅い睡眠
α波 8〜13Hz 安静閉眼覚醒時(後頭部)
β波 14〜30Hz 精神活動中、開眼時(前頭部)
解説画像
あマ指 第11回(2003) 問題52|脳波でα波が最もよく現れるのはどれか。 解説図
あマ指 第11回(2003) 問題52|脳波でα波が最もよく現れるのはどれか。
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