学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ J. 視床下部 / Q0652

理由で解く 生理学

Q0652 神経

出典:あマ指 第10回(2002) 問題51
問題
視床下部の機能として誤っているのはどれか。
選択肢
1 体温調節
2 摂食調節
3 自律機能調節
4 協調運動調節
解答
正解4(協調運動調節)
解説
✗ 1.
体温調節
✗ 正しい。視床下部には体温調節中枢があり、産熱中枢(後部)と放熱中枢(前部)が体温を一定に維持している。発熱時にはセットポイントが上昇する。
✗ 2.
摂食調節
✗ 正しい。視床下部には摂食中枢(外側野=空腹中枢)と満腹中枢(腹内側核)があり、摂食行動を調節している。
✗ 3.
自律機能調節
✗ 正しい。視床下部は自律神経系の最高中枢であり、交感神経と副交感神経の活動を統合的に調節している。
✓ 4. 誤り
協調運動調節
協調運動の調節は小脳の機能であり、視床下部の機能ではない。小脳は運動の協調、平衡維持、筋緊張の調節を担う。視床下部の主要機能は、体温調節、摂食・飲水の調節、自律神経の最高中枢、下垂体ホルモン分泌の制御、情動・本能行動の調節、体内時計(日内リズム)の調節などである。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 視床下部の機能は「じ(自律神経)・た(体温)・せ(摂食)・い(飲水)・な(内分泌)・じょ(情動)」で覚える。「協調運動=小脳」は明確に区別する。
  • 関連知識: 視床下部は間脳の一部で、視床(感覚の中継核、嗅覚以外)と対で出題されやすい。問665(小脳の機能)とセットで学習すると効果的である。
  • よくある間違い: 視床と視床下部を混同しやすい。「視床=感覚の中継核(嗅覚以外)」「視床下部=自律神経の最高中枢」と明確に区別する。
  • 教科書では「J.視床下部」の範囲に該当する。
比較表
脳部位 主な機能
視床下部 自律神経の最高中枢、体温調節、摂食・飲水、内分泌調節、情動
視床 感覚の中継核(嗅覚以外)
小脳 協調運動、平衡維持、筋緊張調節
大脳基底核 不随意運動の制御(錐体外路系)
解説画像
あマ指 第10回(2002) 問題51|視床下部の機能として誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第10回(2002) 問題51|視床下部の機能として誤っているのはどれか。
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