学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ J. 視床下部 / Q0649

理由で解く 生理学

Q0649 神経

出典:鍼灸 第9回(2001) 問題45
問題
脳の調節中枢について誤っている組合せはどれか。
選択肢
1 延髄 - 循環調節
2 中脳 - 摂食行動
3 小脳 - 協調運動
4 橋 - 排尿調節
解答
正解2(中脳 - 摂食行動)
解説
✗ 1.
延髄 - 循環調節
✗ 正しい。延髄には心臓血管中枢(循環中枢)があり、血圧・心拍数の調節を行う。圧受容器反射の中枢でもある。
✓ 2. 誤り
中脳 - 摂食行動
摂食行動の調節中枢は視床下部に存在し、中脳ではない。視床下部の外側野は摂食中枢(空腹中枢)、腹内側核は満腹中枢として機能する。中脳には対光反射の中枢(上丘・動眼神経核)、姿勢反射に関与する赤核、聴覚の中継核である下丘などが存在するが、摂食行動の調節は行わない。
✗ 3.
小脳 - 協調運動
✗ 正しい。小脳は随意運動の協調性の調節、姿勢の維持、平衡機能に関与する。
✗ 4.
橋 - 排尿調節
✗ 正しい。橋には排尿中枢(バリントン核、青斑核付近)が存在し、排尿反射の調節に関与する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 脳幹の3部位を上から「中脳=対光反射、橋=排尿、延髄=呼吸・循環」と機能を対応させて覚える。摂食・体温・飲水は全て視床下部に集まっている。
  • 関連知識: 問題573・585でも視床下部の機能が問われている。視床下部に「ないもの」を繰り返し確認する学習法が有効である。姿勢調節・呼吸調節は視床下部の機能ではない。
  • よくある間違い: 脳幹の3部位(中脳・橋・延髄)の機能を混同しやすい。特に「中脳」の機能としてよく問われるのは対光反射であり、摂食行動ではない。
  • 教科書では「J.視床下部」の範囲に該当する。
解説画像
鍼灸 第9回(2001) 問題45|脳の調節中枢について誤っている組合せはどれか。 解説図
鍼灸 第9回(2001) 問題45|脳の調節中枢について誤っている組合せはどれか。
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