学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ J. 視床下部 / Q0648

理由で解く 生理学

Q0648 神経

出典:鍼灸 第9回(2001) 問題44
問題
視床下部の機能で誤っているのはどれか。
選択肢
1 姿勢の調節
2 摂食調節
3 体温調節
4 ホルモン分泌調節
解答
正解1(姿勢の調節)
解説
✓ 1. 誤り
姿勢の調節
姿勢の調節は主に小脳、大脳基底核、脳幹(前庭神経核、網様体)が担当しており、視床下部の主な機能ではない。視床下部は自律神経系の最高中枢として、体温調節、摂食・飲水行動、下垂体ホルモン分泌調節、情動行動、概日リズム(視交叉上核)などの恒常性維持に重要な役割を果たしている。
✗ 2.
摂食調節
✗ 正しい。視床下部には摂食中枢(外側野)と満腹中枢(腹内側核)があり、摂食行動の調節に関与する。
✗ 3.
体温調節
✗ 正しい。視床下部の視索前野・前視床下部が体温調節中枢として機能し、体温のセットポイントを決定する。
✗ 4.
ホルモン分泌調節
✗ 正しい。視床下部は放出ホルモン・抑制ホルモンを分泌して下垂体前葉ホルモンの分泌を調節し、内分泌系の最上位中枢として機能する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 視床下部の機能を「た・せ・の・ほ・じ」で覚える。体温調節・摂食調節・飲水調節・ホルモン調節・情動と日内リズム。
  • 関連知識: 視床下部は問題585でも出題される。視床下部の機能に「姿勢調節」が含まれない点は繰り返し問われる頻出テーマである。
  • よくある間違い: 姿勢調節を視床下部の機能と考えてしまうことが多い。視床下部=恒常性維持(内部環境の調節)、小脳=運動の協調・姿勢保持と区別する。
  • 教科書では「J.視床下部」の範囲に該当する。
比較表
中枢部位 主な機能
視床下部 体温調節、摂食・飲水、ホルモン分泌、情動、概日リズム
小脳 協調運動、姿勢保持、平衡機能
大脳基底核 随意運動の調節、筋緊張
延髄 呼吸、循環、嚥下、嘔吐
解説画像
鍼灸 第9回(2001) 問題44|視床下部の機能で誤っているのはどれか。 解説図
鍼灸 第9回(2001) 問題44|視床下部の機能で誤っているのはどれか。
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