学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ B. 神経線維の興奮伝導 / Q0602

理由で解く 生理学

Q0602 神経

出典:あマ指 第4回(1996) 問題54
問題
錘内筋線維が伸展されると活動が増える神経線維はどれか。
選択肢
1 Ia 群
2 Ib 群
3 Ⅱ群
4 Ⅲ群
解答
正解1(Ia 群)
解説
✓ 1. 正しい
Ia 群
錘内筋線維が伸展されると筋紡錘の一次終末(環螺旋終末)が刺激され、Ia群求心性線維の活動が増加する。Ia群線維は最も太い有髄線維(直径12〜20μm、伝導速度70〜120m/s)であり、筋の伸展速度と長さの両方に応答する。脊髄前角のα運動ニューロンに単シナプス性に接続し、伸張反射(膝蓋腱反射など)の求心路となる。
✗ 2. 誤り
Ib 群
Ib群線維はゴルジ腱器官からの求心性線維であり、筋の張力変化を感受する。筋紡錘の伸展には直接応答しない。
✗ 3. 誤り
Ⅱ群
II群線維は筋紡錘の二次終末(散形終末)からの求心性線維であり、主に静的な筋長の変化を感受する。Ia群ほど速い応答を示さない。
✗ 4. 誤り
Ⅲ群
III群線維は細い有髄線維(Aδ線維に相当)であり、圧覚や痛覚に関与する。筋紡錘の主要な求心性線維ではない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「Ia=一番太い=一番速い=筋紡錘の一次終末」「Ib=腱器官」と覚える。Iaの「I」は「一次」を連想させる。
  • 関連知識: γ運動ニューロンは錘内筋線維を収縮させて筋紡錘の感度を調節する(α-γ連関)。Ib群線維からの信号はIb抑制(逆伸張反射)として同名筋のα運動ニューロンを抑制する。
  • よくある間違い: Ia群とIb群を混同すること。Ia=筋紡錘(筋の長さ変化)、Ib=ゴルジ腱器官(筋の張力変化)と明確に区別する。
  • 教科書では「c.興奮の伝導」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第4回(1996) 問題54|錘内筋線維が伸展されると活動が増える神経線維はどれか。 解説図
あマ指 第4回(1996) 問題54|錘内筋線維が伸展されると活動が増える神経線維はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手