学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ B. 神経線維の興奮伝導 / Q0588

理由で解く 生理学

Q0588 神経

出典:あマ指 第2回(1994) 問題50
問題
正常な心筋について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 横紋構造をもつ。
2 機能的合胞体をなす。
3 強縮を起こす。
4 不随意筋である。
解答
正解3(強縮を起こす。)
解説
✗ 1.
横紋構造をもつ。
✗ 正しい。心筋はアクチンとミオシンの規則的配列による横紋構造を持つ横紋筋である。骨格筋と同様に横紋が見られるが、核は中央に1〜2個存在する点が骨格筋と異なる。
✗ 2.
機能的合胞体をなす。
✗ 正しい。心筋細胞は介在板(ギャップ結合)で電気的に連結されており、興奮が細胞間を伝播して全体が同期収縮する機能的合胞体として振る舞う。
✓ 3. 誤り
強縮を起こす。
心筋は強縮を起こさない。心筋の活動電位は約200〜300msと非常に長く、不応期が収縮期とほぼ一致するため、次の刺激による加重(テタヌス)が生じない。この性質により心臓は規則的な収縮と弛緩のリズムを維持し、ポンプ機能を果たすことができる。
✗ 4.
不随意筋である。
✗ 正しい。心筋は自律神経支配の不随意筋であり、意志で直接制御することはできない。ただし自動能を有する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「心筋=横紋筋+不随意筋+強縮しない+合胞体」の4点セットで覚える。骨格筋は「横紋筋+随意筋+強縮する+独立」と対比する。
  • 関連知識: 問704・631・640でも心筋の特徴が繰り返し出題されている。心筋の横紋構造は筋の分類(横紋筋vs平滑筋)の頻出ポイントである。
  • よくある間違い: 「心筋は横紋筋だから随意筋」と混同しやすい。横紋筋には骨格筋(随意筋)と心筋(不随意筋)の2種類があることを明確に区別する。
  • 教科書では「b.活動電位」の範囲に該当する。
比較表
分類 横紋構造 随意/不随意 強縮 合胞体
骨格筋 あり 随意筋 あり なし
心筋 あり 不随意筋 なし 機能的合胞体
平滑筋 なし 不随意筋 あり 一部あり
解説画像
あマ指 第2回(1994) 問題50|正常な心筋について誤っている記述はどれか。 解説図
あマ指 第2回(1994) 問題50|正常な心筋について誤っている記述はどれか。
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