学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ B. ホルモンの種類とその働き / Q0524

理由で解く 生理学

Q0524 内分泌

出典:あマ指 第22回(2014) 問題42
問題
視床下部から分泌されるホルモンはどれか。
選択肢
1 甲状腺刺激ホルモン
2 プロラクチン
3 成長ホルモン放出ホルモン
4 副腎皮質刺激ホルモン
解答
正解3(成長ホルモン放出ホルモン)
解説
✗ 1. 誤り
甲状腺刺激ホルモン
甲状腺刺激ホルモン(TSH)は下垂体前葉から分泌される。視床下部からのTRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)により分泌が促進される。
✗ 2. 誤り
プロラクチン
プロラクチン(PRL)は下垂体前葉から分泌される。視床下部からのドーパミンにより分泌が抑制的に調節されている点が他のホルモンと異なる特徴である。
✓ 3. 正しい
成長ホルモン放出ホルモン
成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)は視床下部の弓状核から分泌され、下垂体門脈を介して下垂体前葉に到達し、成長ホルモン(GH)の分泌を促進する。視床下部からはGHRHの他に、TRH、CRH、GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)、ソマトスタチン(GHIH=成長ホルモン抑制ホルモン)、ドーパミン(プロラクチン抑制因子)などの放出ホルモン・抑制ホルモンが分泌される。
✗ 4. 誤り
副腎皮質刺激ホルモン
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は下垂体前葉から分泌される。視床下部からのCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)により分泌が促進される。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「〜放出ホルモン(releasing hormone)」「〜抑制ホルモン(inhibiting hormone)」は全て視床下部由来。下垂体前葉ホルモンには「放出」「抑制」という名前はつかない。
  • 関連知識: 視床下部ホルモンは下垂体門脈(門脈系血管)を通って下垂体前葉に運ばれる。この経路が障害されると下垂体前葉機能低下症を呈する。
  • よくある間違い: TSHとTRH、ACTHとCRHの混同。「R(Release=放出)」がつけば視床下部、つかなければ下垂体前葉と区別する。
  • 教科書では「b.視床下部ホルモン」の範囲に該当する。
比較表
視床下部ホルモン 略称 作用する下垂体前葉ホルモン 作用
成長ホルモン放出ホルモン GHRH GH 促進
ソマトスタチン GHIH GH 抑制
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン TRH TSH 促進
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン CRH ACTH 促進
性腺刺激ホルモン放出ホルモン GnRH FSH/LH 促進
ドーパミン DA PRL 抑制
解説画像
あマ指 第22回(2014) 問題42|視床下部から分泌されるホルモンはどれか。 解説図
あマ指 第22回(2014) 問題42|視床下部から分泌されるホルモンはどれか。
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