学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ B. ホルモンの種類とその働き / Q0496

理由で解く 生理学

Q0496 内分泌

出典:鍼灸 第14回(2006) 問題41
問題
下垂体後葉ホルモンはどれか。
選択肢
1 成長ホルモン
2 カルシトニン
3 オキシトシン
4 アルドステロン
解答
正解3(オキシトシン)
解説
✗ 1. 誤り
成長ホルモン
成長ホルモン(GH)は下垂体前葉から分泌されるホルモンであり、後葉からではない。
✗ 2. 誤り
カルシトニン
カルシトニンは甲状腺の傍濾胞細胞(C細胞)から分泌されるホルモンであり、下垂体とは無関係である。
✓ 3. 正しい
オキシトシン
オキシトシンは下垂体後葉から分泌されるホルモンである。実際には視床下部の室傍核で合成され、軸索輸送により下垂体後葉に運ばれて貯蔵・分泌される。オキシトシンは分娩時の子宮筋収縮と授乳時の乳汁射出(射乳反射)を促進する。下垂体後葉からはオキシトシンとバソプレシン(ADH)の2種類のみが分泌される。
✗ 4. 誤り
アルドステロン
アルドステロンは副腎皮質の球状層から分泌される鉱質コルチコイドであり、下垂体からは分泌されない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 後葉は「オバさん」=「オ(キシトシン)」「バ(ソプレシン)」の2つと覚える。前葉の6種類とは区別して記憶する。
  • 関連知識: 後葉ホルモンは視床下部の神経核(室傍核・視索上核)で合成され、軸索輸送で後葉に運ばれる(神経分泌)。前葉ホルモンとは分泌調節機構が根本的に異なる。
  • よくある間違い: 成長ホルモンは下垂体「前葉」から分泌される。前葉と後葉の混同は頻出である。
  • 教科書では「c.下垂体のホルモン」の範囲に該当する。
比較表
分泌部位 ホルモン 主な作用
前葉 成長ホルモン(GH) 成長促進、血糖上昇
前葉 プロラクチン(PRL) 乳汁産生促進
前葉 甲状腺刺激ホルモン(TSH) 甲状腺ホルモン分泌促進
前葉 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH) コルチゾール分泌促進
前葉 卵胞刺激ホルモン(FSH) 卵胞発育/精子形成
前葉 黄体形成ホルモン(LH) 排卵誘発/黄体形成
後葉 オキシトシン 子宮収縮、射乳
後葉 バソプレッシン(ADH) 水の再吸収促進
解説画像
鍼灸 第14回(2006) 問題41|下垂体後葉ホルモンはどれか。 解説図
鍼灸 第14回(2006) 問題41|下垂体後葉ホルモンはどれか。
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