学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ A. ホルモンの特徴 / Q0485

理由で解く 生理学

Q0485 内分泌

出典:あマ指 第12回(2004) 問題47
問題
ホルモン分泌の日内リズムで、夜間、睡眠時に最も高まるのはどれか。
選択肢
1 アドレナリン
2 成長ホルモン
3 コルチゾール
4 パラソルモン
解答
正解2(成長ホルモン)
解説
✗ 1. 誤り
アドレナリン
アドレナリンは交感神経活動に伴い覚醒時・活動時・ストレス時に分泌が高まる。夜間睡眠時は交感神経活動が低下するため、アドレナリン分泌も低下する。
✓ 2. 正しい
成長ホルモン
成長ホルモン(GH)は夜間睡眠時、特に入眠直後の深いノンレム睡眠(徐波睡眠/ステージN3)時に最も分泌が高まる。GHは下垂体前葉のソマトトロフ細胞から分泌され、成長期には骨端軟骨の成長を促進し(IGF-1を介して)、成人では蛋白質合成促進・脂肪分解促進・血糖上昇などの代謝調節に関与する。睡眠不足はGH分泌を低下させる。
✗ 3. 誤り
コルチゾール
コルチゾールは早朝(午前6-8時頃)に最高値を示し、深夜に最低値となる。夜間睡眠時ではなく、覚醒直前の早朝がピークである。
✗ 4. 誤り
パラソルモン
パラソルモン(PTH)は血中Ca2+濃度に応じて分泌が調節されるホルモンであり、睡眠時に特に顕著に高まるような明確な日内リズムは示さない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「寝る子は育つ=成長ホルモンは寝入りばなに出る」と連想する。深い眠り(ノンレム睡眠)が成長ホルモン分泌の引き金である。
  • 関連知識: 成長ホルモンの過剰分泌は、成長期には巨人症、成人期には先端巨大症(末端肥大症)を引き起こす。GH分泌は視床下部のGHRH(促進)とソマトスタチン(抑制)で調節される。
  • よくある間違い: 「夜間に最高=メラトニン」と即答しがちだが、本問の選択肢にメラトニンはない。成長ホルモンも「夜間睡眠時に最高」であることを押さえる。コルチゾールは「早朝」であり「夜間」ではない。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第12回(2004) 問題47|ホルモン分泌の日内リズムで、夜間、睡眠時に最も高まるのはどれか。 解説図
あマ指 第12回(2004) 問題47|ホルモン分泌の日内リズムで、夜間、睡眠時に最も高まるのはどれか。
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