学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ A. ホルモンの特徴 / Q0459

理由で解く 生理学

Q0459 内分泌

出典:あマ指 第4回(1996) 問題39
問題
下垂体前葉ホルモンはどれか。
選択肢
1 バゾプレッシン
2 オキシトシン
3 プロラクチン
4 テストステロン
解答
正解3(プロラクチン)
解説
✗ 1. 誤り
バゾプレッシン
バソプレシン(ADH)は視床下部で産生され下垂体「後葉」から分泌されるホルモンであり、前葉ではない。
✗ 2. 誤り
オキシトシン
オキシトシンは視床下部で産生され下垂体「後葉」から分泌されるホルモンであり、前葉ではない。
✓ 3. 正しい
プロラクチン
プロラクチン(PRL)は下垂体前葉から分泌されるホルモンで、乳腺の発達と乳汁分泌を促進する。下垂体前葉からは他にGH(成長ホルモン)、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)の計6種類が分泌される。プロラクチンの分泌はドーパミン(PIH)により抑制的に調節される。
✗ 4. 誤り
テストステロン
テストステロンは精巣のライディッヒ細胞から分泌される男性ホルモン(ステロイドホルモン)であり、下垂体からは分泌されない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 前葉6種は「GH・PRL・TSH・ACTH・FSH・LH」。後葉は「オキシトシン・バソプレシン」の2つのみ。テストステロンは精巣(末梢内分泌腺)から分泌される。
  • 関連知識: 下垂体前葉のホルモンは全てペプチドホルモン(水溶性)である。TSH、ACTH、FSH、LHはそれぞれ末梢腺を刺激する「刺激ホルモン」、GHとPRLは直接標的組織に作用する。
  • よくある間違い: バソプレシンとオキシトシンは下垂体「後葉」から分泌される。「前葉」と「後葉」の混同は頻出であり、特に下垂体に関する問題では注意が必要である。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
比較表
分泌部位 ホルモン 主な作用
前葉 成長ホルモン(GH) 成長促進、血糖上昇
前葉 プロラクチン(PRL) 乳汁産生促進
前葉 甲状腺刺激ホルモン(TSH) 甲状腺ホルモン分泌促進
前葉 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH) コルチゾール分泌促進
前葉 卵胞刺激ホルモン(FSH) 卵胞発育/精子形成
前葉 黄体形成ホルモン(LH) 排卵誘発/黄体形成
後葉 オキシトシン 子宮収縮、射乳
後葉 バソプレッシン(ADH) 水の再吸収促進
解説画像
あマ指 第4回(1996) 問題39|下垂体前葉ホルモンはどれか。 解説図
あマ指 第4回(1996) 問題39|下垂体前葉ホルモンはどれか。
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