学習トップ理由で解く 生理学第6章 ▸ B. 体熱の産生と放散 / Q0375

理由で解く 生理学

Q0375 体温

出典:あマ指 第13回(2005) 問題46
問題
寒冷環境において体温の維持に関与するのはどれか。
選択肢
1 皮膚血管の収縮
2 不感蒸散の増加
3 メラトニン分泌の増加
4 交感神経活動の低下
解答
正解1(皮膚血管の収縮)
解説
✓ 1. 正しい
皮膚血管の収縮
寒冷環境では交感神経の即座の反応により皮膚血管が収縮し、体表面からの放熱を抑制することで体温を維持する。これは寒冷時に最初に起こる防御反応であり、放射・伝導・対流による熱喪失を減少させる。皮膚血管収縮に続いて、ふるえ産熱やホルモン分泌による代謝亢進が段階的に起こる。
✗ 2. 誤り
不感蒸散の増加
不感蒸散の増加は皮膚・呼気からの水分蒸発による放熱を促進するため、体温維持には不利に働く。
✗ 3. 誤り
メラトニン分泌の増加
メラトニンは松果体から分泌される睡眠・覚醒リズムに関与するホルモンであり、寒冷時の体温調節には直接関与しない。
✗ 4. 誤り
交感神経活動の低下
寒冷環境では交感神経活動は亢進する(低下ではない)。交感神経亢進により皮膚血管収縮・立毛筋収縮・カテコールアミン分泌促進が起こる。
ポイント
  • 寒冷時の最初の反応は交感神経を介した皮膚血管収縮による放熱抑制である。
  • 覚え方のコツ: 寒冷時の反応は「血管収縮→ふるえ→ホルモン」の順に時間がかかる。即座に起こるのは交感神経反応である。
  • 関連知識: 寒冷時の反応順序は問題372(最も遅い反応)でも問われる頻出テーマである。
  • よくある間違い: 「交感神経活動の低下」を選びやすいが、寒冷時は交感神経が亢進する。暑熱時の皮膚血管拡張と混同しないこと。
解説画像
あマ指 第13回(2005) 問題46|寒冷環境において体温の維持に関与するのはどれか。 解説図
あマ指 第13回(2005) 問題46|寒冷環境において体温の維持に関与するのはどれか。
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