学習トップ理由で解く 生理学第6章 ▸ B. 体熱の産生と放散 / Q0371

理由で解く 生理学

Q0371 体温

出典:あマ指 第9回(2001) 問題52
問題
外気温が30°Cをこえると急激に増加する放熱現象はどれか。
選択肢
1 伝導
2 対流
3 蒸発
4 放射
解答
正解3(蒸発)
解説
✗ 1. 誤り
伝導
伝導は接触面を通じた熱移動であり、外気温が体温に近づくと温度差が縮小して減少する。
✗ 2. 誤り
対流
対流は空気の流れによる熱移動であり、外気温上昇に伴い放熱効率が低下する。
✓ 3. 正しい
蒸発
外気温が30℃を超えると、伝導・対流・放射は体表と外界の温度差縮小により放熱効率が著しく低下する。このとき発汗による蒸発(気化熱の放散)が急激に増大し、主要な放熱手段となる。外気温が35℃以上になると蒸発が唯一の放熱手段となる。不感蒸散(皮膚500〜700mL/日+肺150〜450mL/日)に加え、発汗量が大幅に増加する。
✗ 4. 誤り
放射
放射は電磁波(赤外線)による熱放散であり、外気温上昇で温度差が縮小するため減少する。
ポイント
  • 外気温30℃超で発汗による蒸発が急増し、35℃以上では蒸発のみが放熱手段となる。
  • 覚え方のコツ: 「30℃超えたら汗(蒸発)頼み、35℃超えたら汗だけ頼み」と覚える。
  • 関連知識: 高温環境で発汗できない状態(高湿度・脱水など)ではうつ熱(熱中症)を起こす。
  • よくある間違い: 放射を「太陽からの放射」と混同してしまうが、ここでは人体からの赤外線放射(放熱)のことである。
解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題52|外気温が30°Cをこえると急激に増加する放熱現象はどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題52|外気温が30°Cをこえると急激に増加する放熱現象はどれか。
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