学習トップ理由で解く 生理学第6章 ▸ A. 体温調節 / Q0363

理由で解く 生理学

Q0363 体温

出典:あマ指 第1回(1993) 問題47
問題
健康成人の体温で正しいのはどれか。
選択肢
1 夜間に高く日中は低い。
2 直腸温は腋窩温より低い。
3 体温調節中枢は視床下部にある。
4 皮膚温は身体のどの部位でも一定である。
解答
正解3(体温調節中枢は視床下部にある。)
解説
✗ 1. 誤り
夜間に高く日中は低い。
体温の日内変動(概日リズム)では日中(午後)に最も高く、早朝に最も低い。変動幅は約0.5〜0.7℃である。
✗ 2. 誤り
直腸温は腋窩温より低い。
深部体温の順序は「直腸温>口腔温>腋窩温」であり、直腸温は腋窩温より高い。
✓ 3. 正しい
体温調節中枢は視床下部にある。
体温調節中枢は視床下部(前視床下部・視索前野が中心)に存在する。温度受容器(皮膚の外気温変化感知+視床下部の血液温感知)からの情報を統合し、セットポイントに基づいてフィードバック制御を行う。自律神経系・内分泌系・体性神経系を介して産熱と放熱のバランスを調節し、体温を一定に維持している。
✗ 4. 誤り
皮膚温は身体のどの部位でも一定である。
皮膚温(外殻温度)は部位により異なり、体幹部で高く四肢末端ほど低い。外気温の影響も受けやすい。
ポイント
  • 体温調節中枢は視床下部にあり、自律神経系・内分泌系・体性神経系を介して体温を調節する。
  • 覚え方のコツ: 深部体温の高い順は「直(直腸)>口(口腔)>腋(腋窩)」=「ちょっと降りてわき道」と覚える。
  • 関連知識: 視床下部には体温調節以外にも摂食・飲水・自律神経の最高中枢が存在する(問題368参照)。
  • よくある間違い: 「夜間に高い」と「日中に高い」を逆にしてしまう。概日リズムは午後が最高・早朝が最低である。
解説画像
あマ指 第1回(1993) 問題47|健康成人の体温で正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第1回(1993) 問題47|健康成人の体温で正しいのはどれか。
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