学習トップ理由で解く 生理学第4章 ▸ C. 消化液 / Q0312

理由で解く 生理学

Q0312 消化と吸収

出典:あマ指 第18回(2010) 問題39
問題
唾液に含まれる酵素はどれか。
選択肢
1 アミラーゼ
2 ヌクレアーゼ
3 ペプシン
4 リパーゼ
解答
正解1(アミラーゼ)
解説
✓ 1. 正しい
アミラーゼ
唾液に含まれる消化酵素は唾液アミラーゼ(プチアリン)である。デンプンをマルトース(麦芽糖)に分解する。唾液の大部分は水分で、残りの主成分は唾液アミラーゼ(プチアリン)とムチン(粘液)である。唾液は耳下腺・舌下腺・顎下腺から1日0.5〜1.5L分泌され、消化作用のほか口腔内の保湿・清浄・抗菌作用も持つ。
✗ 2. 誤り
ヌクレアーゼ
ヌクレアーゼは核酸を分解する酵素で、膵液に含まれる。唾液には含まれない。
✗ 3. 誤り
ペプシン
ペプシンはタンパク質を分解する酵素で、胃液に含まれる(主細胞からペプシノゲンとして分泌され、HClで活性化される)。唾液には含まれない。
✗ 4. 誤り
リパーゼ
リパーゼは脂肪を分解する酵素で、主に膵液に含まれる。唾液には含まれない。
ポイント
  • 唾液に含まれる消化酵素はアミラーゼ(プチアリン)のみであり、デンプンをマルトースに分解する。
  • 覚え方のコツ: 「唾液=アミラーゼ、胃液=ペプシン、膵液=三刀流(アミラーゼ・トリプシン・リパーゼ+ヌクレアーゼ)」と消化液ごとの酵素セットで覚える。
  • 関連知識: 唾液分泌は副交感神経・交感神経ともに促進する(両方とも促進は例外的)。主要な分泌神経は副交感神経で、大量の漿液性唾液を分泌させる。唾液分泌中枢は延髄にある。
  • よくある間違い: 膵液のアミラーゼと唾液アミラーゼを別物と考えて混乱することがあるが、どちらもデンプンをマルトースに分解する同種の酵素である。
比較表
消化液 分泌場所 主な消化酵素 分解対象
唾液 唾液腺(耳下腺・舌下腺・顎下腺) アミラーゼ(プチアリン) デンプン→マルトース
胃液 胃腺 ペプシン タンパク質→ペプチド
膵液 膵臓 アミラーゼ、トリプシン、リパーゼ、ヌクレアーゼ デンプン、タンパク質、脂肪、核酸
胆汁 肝臓 なし 脂肪の乳化(物理的作用)
腸液 小腸 マルターゼ、スクラーゼ、ラクターゼ、アミノペプチダーゼ 二糖類、ペプチド
解説画像
あマ指 第18回(2010) 問題39|唾液に含まれる酵素はどれか。 解説図
あマ指 第18回(2010) 問題39|唾液に含まれる酵素はどれか。
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