学習トップ理由で解く 生理学第4章 ▸ C. 消化液 / Q0303

理由で解く 生理学

Q0303 消化と吸収

出典:あマ指 第13回(2005) 問題44
問題
コレシストキニンが分泌を促進する消化液はどれか。
選択肢
1 唾 液
2 胃 液
3 腸 液
4 膵 液
解答
正解4(膵 液)
解説
✗ 1. 誤り
唾 液
唾液の分泌は自律神経(副交感神経・交感神経)によって調節され、CCKは関与しない。
✗ 2. 誤り
胃 液
胃液の分泌促進にはガストリンが主に関与する。CCKは胃液分泌の主要な促進因子ではない。
✗ 3. 誤り
腸 液
腸液の分泌調節にはセクレチンと副交感神経が関与する。CCKは腸液分泌の主要な促進因子ではない。
✓ 4. 正しい
膵 液
CCKは小腸粘膜がアミノ酸や脂肪酸で刺激されると分泌され、膵臓に作用して消化酵素に富む膵液の分泌を促進する。なおセクレチンもHCO₃⁻に富む膵液の分泌を促進するが、CCKが促進するのは酵素成分が豊富な膵液である点が異なる。CCKはさらに胆嚢を収縮させて胆汁の排出も促進する。
ポイント
  • CCKの2大作用は「酵素に富む膵液の分泌促進」と「胆嚢収縮による胆汁排出」である。
  • 覚え方のコツ: 「CCK=膵酵素+胆嚢収縮」「セクレチン=膵のHCO₃⁻+水分」とセットで覚える。膵液促進ホルモンが2つある場合は中身(酵素 vs アルカリ液)で区別する。
  • 関連知識: CCKの分泌刺激はアミノ酸と脂肪酸であり、セクレチンの分泌刺激は酸性内容物(HCl)である。刺激物質と促進される膵液成分をセットで覚える。
  • よくある間違い: CCKとセクレチンはどちらも膵液分泌を促進するため混同しやすい。「CCK=酵素」「セクレチン=重炭酸」と分けて記憶する。
比較表
項目 コレシストキニン(CCK) セクレチン
分泌部位 小腸粘膜 十二指腸粘膜
分泌刺激 アミノ酸、脂肪酸 酸性内容物(HCl)
促進する膵液成分 消化酵素に富む膵液 HCO₃⁻・水分に富む膵液
その他の作用 胆嚢収縮 胃液分泌抑制
解説画像
あマ指 第13回(2005) 問題44|コレシストキニンが分泌を促進する消化液はどれか。 解説図
あマ指 第13回(2005) 問題44|コレシストキニンが分泌を促進する消化液はどれか。
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