学習トップ理由で解く 生理学第4章 ▸ C. 消化液 / Q0292

理由で解く 生理学

Q0292 消化と吸収

出典:鍼灸 第6回(1998) 問題40
問題
赤血球の新生に関与するビタミンはどれか。
選択肢
1 ビタミンA
2 ビタミンB12
3 ビタミンC
4 ビタミンD
解答
正解2(ビタミンB12)
解説
✗ 1. 誤り
ビタミンA
ビタミンAは視覚機能(ロドプシンの構成成分)や上皮組織の維持に関与するビタミンであり、赤血球新生には直接関与しない。
✓ 2. 正しい
ビタミンB12
ビタミンB12(コバラミン)は赤血球の成熟・新生に不可欠なビタミンである。ビタミンB12は葉酸とともにDNA合成に必要な補酵素として働き、骨髄での赤血球の正常な分裂・成熟を促進する。ビタミンB12の吸収には胃粘膜の壁細胞から分泌される内因子との結合が必要である。内因子の欠乏やビタミンB12の摂取不足は巨赤芽球性貧血(悪性貧血)を引き起こす。
✗ 3. 誤り
ビタミンC
ビタミンCはコラーゲン合成や抗酸化作用に関与し、鉄の吸収を助けるが、赤血球新生の直接的因子ではない。
✗ 4. 誤り
ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収促進と骨代謝に関与するビタミンであり、赤血球新生には直接関与しない。
ポイント
  • ビタミンB12は赤血球の成熟・新生に不可欠であり、その吸収には胃の壁細胞が分泌する内因子が必要である。
  • 覚え方のコツ: 「B12で血を作る(B12→Blood→赤血球)」と連想する。内因子との結合が吸収の鍵である点もセットで覚える。
  • 関連知識: 脂溶性ビタミン(A, D, E, K)は脂肪と同様にミセルとなって小腸で吸収される。ビタミンB12は水溶性だが、内因子と結合して回腸で吸収される特殊な経路をとる。
  • よくある間違い: ビタミンB12と葉酸(ビタミンB9)を混同しやすいが、両者ともに赤血球新生に関与する。胃切除後に内因子が欠乏しビタミンB12の吸収障害が起こる点も重要である。
解説画像
鍼灸 第6回(1998) 問題40|赤血球の新生に関与するビタミンはどれか。 解説図
鍼灸 第6回(1998) 問題40|赤血球の新生に関与するビタミンはどれか。
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