学習トップ理由で解く 生理学第4章 ▸ C. 消化液 / Q0290

理由で解く 生理学

Q0290 消化と吸収

出典:あマ指 第5回(1997) 問題45
問題
ペプシノーゲンを分泌する胃腺の細胞はどれか。
選択肢
1 主細胞
2 副細胞(粘液細胞)
3 内分泌細胞
4 壁細胞(傍細胞)
解答
正解1(主細胞)
解説
✓ 1. 正しい
主細胞
主細胞はペプシノゲン(ペプシノーゲン)を分泌する胃腺の細胞である。ペプシノゲンは不活性型の酵素前駆体であり、壁細胞から分泌されるHCl(塩酸)の作用によって活性型のペプシンに変換される。ペプシンはタンパク質をペプチドに分解する消化酵素であり、強酸性(pH1〜2)の胃内環境で作用する。主細胞は特に胃底腺に多く含まれる。
✗ 2. 誤り
副細胞(粘液細胞)
副細胞(粘液細胞)はムチン(粘液)を分泌し、胃粘膜をHClやペプシンによる傷害から保護する。
✗ 3. 誤り
内分泌細胞
内分泌細胞はガストリンなどの消化管ホルモンを毛細血管内に分泌する。
✗ 4. 誤り
壁細胞(傍細胞)
壁細胞(傍細胞)はHCl(塩酸)と内因子(ビタミンB12吸収に必要)を分泌する。
ポイント
  • 胃腺の4種の細胞(主細胞・副細胞・壁細胞・内分泌細胞)と各分泌物の対応を正確に覚えることが必須である。
  • 覚え方のコツ: 「主(しゅ)細胞→ペプシノゲン(酵素の主役)」「壁(かべ)→塩酸(壁を溶かすほど強い酸)」「副(ふく)→粘液(副次的に保護)」「内分泌→ホルモン」と連想する。
  • 関連知識: ペプシノゲンの活性化にはHClが必要であり、壁細胞と主細胞の協調が消化に不可欠である。HClはさらに十二指腸でセクレチン分泌を刺激する。
  • よくある間違い: 壁細胞(傍細胞)がペプシノゲンを分泌すると誤解しやすい。壁細胞はHClと内因子を分泌する細胞であり、ペプシノゲンを分泌するのは主細胞である。
解説画像
あマ指 第5回(1997) 問題45|ペプシノーゲンを分泌する胃腺の細胞はどれか。 解説図
あマ指 第5回(1997) 問題45|ペプシノーゲンを分泌する胃腺の細胞はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手