学習トップ理由で解く 生理学第5章 ▸ B. 代謝 / Q0340

理由で解く 生理学

Q0340 代謝

出典:あマ指 第5回(1997) 問題46
問題
エネルギー代謝について正しいのはどれか。
選択肢
1 脂肪組織は筋組織より代謝が高い。
2 基礎代謝量の測定は安静座位で行う。
3 体表面積当たりの基礎代謝量は成人より小児の方が高い。
4 エネルギー代謝率は活動時代謝量と基礎代謝量の比である。
解答
正解3(体表面積当たりの基礎代謝量は成人より小児の方が高い。)
解説
✗ 1. 誤り
脂肪組織は筋組織より代謝が高い。
脂肪組織は代謝活性が低く、筋組織の方がエネルギー代謝は高い。筋量が多いほど基礎代謝量も増加する。
✗ 2. 誤り
基礎代謝量の測定は安静座位で行う。
基礎代謝量の測定は安静座位ではなく、覚醒直後の早朝空腹時に安静仰臥位(臥床)で行う。
✓ 3. 正しい
体表面積当たりの基礎代謝量は成人より小児の方が高い。
体表面積当たりの基礎代謝量は成人より小児の方が高い。小児は成長に伴う同化作用が盛んでエネルギー消費が大きいためである。基礎代謝量は体表面積に比例するが、小児では成長のための代謝が上乗せされるため、単位体表面積あたりの値が成人より高くなる。加齢とともに基礎代謝量は低下する。
✗ 4. 誤り
エネルギー代謝率は活動時代謝量と基礎代謝量の比である。
エネルギー代謝率(RMR)は(活動時代謝量 - 安静時代謝量)/ 基礎代謝量で算出される。単純な比ではなく、運動で余分に消費したエネルギーが基礎代謝の何倍かを示す指標である。 基礎代謝の測定条件と関連指標
項目内容
測定条件覚醒直後・早朝空腹時・安静仰臥位
基礎代謝量の特徴体表面積に比例。小児 > 成人。男性 > 女性
エネルギー代謝率(RMR)(活動時代謝量 - 安静時代謝量)/ 基礎代謝量
ポイント
  • 基礎代謝量の測定条件は「覚醒直後・早朝空腹時・安静臥床」の3条件セットで覚える。
  • 覚え方のコツ: 「基礎は朝・腹ペコ・寝たまま」→ 早朝(朝)・空腹(腹ペコ)・仰臥位(寝たまま)で測定する。
  • 関連知識: 甲状腺ホルモンは基礎代謝を亢進させる。甲状腺機能亢進症(バセドウ病)では基礎代謝が増大し体重減少や発汗増加がみられる。
  • よくある間違い: 基礎代謝の測定を「安静座位」と誤答するケース。正しくは「安静仰臥位(臥床)」である。
解説画像
あマ指 第5回(1997) 問題46|エネルギー代謝について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第5回(1997) 問題46|エネルギー代謝について正しいのはどれか。
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