学習トップ理由で解く 生理学第4章 ▸ B. 消化管の運動 / Q0276

理由で解く 生理学

Q0276 消化と吸収

出典:鍼灸 第1回(1993) 問題39
問題
大腸で特徴的に見られる運動はどれか。
選択肢
1 蠕動
2 逆蠕動
3 分節運動
4 振子運動
解答
正解3(分節運動)
解説
✗ 1. 誤り
蠕動
蠕動運動は消化管全体(食道・胃・小腸・大腸)に見られる基本的な運動であり、大腸に特有のものではない。
✗ 2. 誤り
逆蠕動
逆蠕動は盲腸から上行結腸にかけて起こる運動であるが、大腸の「特徴的な運動」として分節運動がより強調されている。なお、逆蠕動も大腸特有の運動の一つである点には注意が必要である。
✓ 3. 正しい
分節運動
大腸では分節運動が特徴的に見られる。分節運動は主に横行結腸で行われ、腸内容を攪拌し水分の吸収を促進する。大腸ではこのほかに逆蠕動や大蠕動(横行結腸からS状結腸にかけて広範囲の平滑筋が同時に収縮し、内容物を一気に直腸へ運ぶ運動で1日数回起こる)も見られる。大蠕動はしばしば摂食後数分以内に胃-大腸反射によって引き起こされる。
✗ 4. 誤り
振子運動
振子運動は小腸で見られる運動であり、縦走筋の収縮弛緩により腸管の縦方向に伸縮運動が起こる。大腸の特徴的運動ではない。
ポイント
  • 大腸では分節運動(横行結腸での攪拌・水分吸収促進)、逆蠕動(盲腸〜上行結腸)、大蠕動(1日数回、直腸への一気の輸送)が特徴的である。
  • 覚え方のコツ: 小腸の運動は「分節・振子・蠕動」の3種、大腸は「分節・蠕動・逆蠕動+大蠕動」と対比して覚える。振子運動は小腸のみである。
  • 関連知識: 大蠕動は摂食後の胃-大腸反射で誘発され、排便のきっかけとなる。
  • よくある間違い: 逆蠕動も大腸に特徴的な運動であるため、選択肢2と迷いやすい。出題では分節運動がより「特徴的」とされることが多い。
解説画像
鍼灸 第1回(1993) 問題39|大腸で特徴的に見られる運動はどれか。 解説図
鍼灸 第1回(1993) 問題39|大腸で特徴的に見られる運動はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手